スタンフォード大学の「ゲイツ・ビル」は、コンピュータサイエンス学部の建物であり、約45キロ平方メートルの敷地に数百人の学生が所属しています。この学部のIT担当者であるマイルス・デイビス氏には、学生や教職員から、無線LANの接続性に対する苦情が多く寄せられていました。スマートデバイスを持ち込む学生が多くなり、従来の無線LANシステムでは増加するトラフィックに対応が出来なくなっていました。
CiscoMerakiは、エンタープライズ向けのハイパフォーマンスチップを搭載しており、混み合った大講堂でも安定した接続を提供しています。また、自動チャネル調整機能、管理インターフェースの自動アップデート機能などにより、デイビス氏を始めとするIT担当チームの作業工数が削減されました。
建物内への配備も非常に短時間であり、わずか4時間で設定からアクセスポイントの全館配備までが完了しました。
現在、2700のクライアントが無線を利用しており、そのデータ通信料は、月当り1.32TBにのぼります。また、接続クライアントの情報が可視化でき、約半分のクライアントがiPhoneを利用していますが、帯域幅の35%はWindows7を利用するクライアントであることが判明しました。このように、ネットワークが誰によってどのくらい使われているのかを把握することが出来るのもCiscoMerakiの大きな特徴です。
CiscoMerakiは2006年の創立以来、全世界で145カ国、30,000社以上の企業に導入されております。業種は、一般企業を始め、教育機関、小売業、医療・福祉業、観光・ホテル業、公共団体など多岐に渡っております。