【インタビュー記事】釣具専門店(株)イシグロのご担当部長に聞きました!

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目次

今回、『店舗情報共有サービス=EMLINX(エムリンクス)』をいち早く導入いただきました『釣具のイシグロ』こと株式会社イシグロの越雲部長に聞きました。

まず、御社のことを教えてください

私たちは、2022年に創業70周年を迎える釣具専門店で、『遊び心を忘れない大人へ…』をモットーに、静岡、愛知、岐阜、滋賀で計25店舗を展開しております。また、中古品の買取販売をてがけるタックルオフも数店舗で併設しています。

EMLINX(エムリンクス)、導入のきっかけを教えてください。

始めに私たちの販売する『釣り用品・道具』は高額な商品も多く、盗んだ後に中古買取りに転売されるという被害も多く見受けられるようになりました。魚釣りが大好きなお年寄りが盗んでいくという類のものというより、換金目当ての悪質な犯行が年々増加傾向にあると実感しています。

技術の進化により、防犯カメラの画像品質も飛躍的に向上し、犯人の特徴がこと細かに捉えられるようになったことから、その犯人の画像情報を含めた被害報告を25店舗にチェーン展開する弊社店舗スタッフが一斉に共有できるのは非常に便利だと思い、EMLINXの導入を決めました。

EMLINXの導入効果をどのように感じておられますか?

EMLINXの導入効果を実感できた、象徴的な出来事がありました。それは、静岡県伊東市の店舗で犯行に及んだ犯人が、御殿場店でも盗みを働き、そのまま西へ移動、最終的には滋賀県彦根にある店舗でも犯行を確認、さらに驚いたのは、その犯人は大阪の他社店舗でも同じように犯行に及んだ実績がEMLINXの情報で確認できました。結果EMLINXの情報から犯人逮捕に至る事が出来ました。この行動範囲はEMLINXの共有情報がなければ全く想像もしなかったことで、常習犯罪者の行動範囲に対する認識を改める良いきっかけになりました。

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EMLINXを導入した時の、各店舗の店長の反応は如何でしたか? 

店長にお伺いをたてることはありません。小売店舗を運営されている企業はどこも同じだと思いますが、各店長にお伺いを立てて進めるのは簡単ではありません。そのやり方では『うちの店はやらない』『うちの店はやる』などと足並みが揃わないので、まずは本部主導でシステムの必要性を理解させ進めます。使いこなし方に店舗間で差が生じないように、店長だけに頼らず、スタッフ一丸で取り組めるよう推進できればよいと考えています。つまりチェーンメリットを生み出すには、本部主導で取り組ませ、走りながら課題を見つけ潰していくことが重要だと考えています。

EMLINXの運用を定着させるため、入力方法等の指導・教育方法を教えてください

本部から指導を行う事はほとんどありません。実際、EMLINXシステムの入力方法は誰が見ても分かり易く、操作マニュアルも用意されているので、各店長への指示は、それを見ながら進めてくださいと指示するだけです。事実、簡単なパソコンスキルさえあれば、誰でも使える仕様なので、正直そこまで心配はしていません。

導入して1年半ほどで、検挙数やロス削減効果への影響は如何ですか?

まず検挙数ですが、10件近くと把握しています。ロス削減効果は、実際全てのロスが万引によるものかというと、伝票処理上のミス等も含まれる為、一概に算出できるものではありません。ただ、検挙率、ロス率共に間違いなく改善はしています。

それがEMLINXによる直接的な結果であるかと言えば、証明は難しく、常習犯にEMLINXの存在が認知され、危機感を植え付ける事が出来たなら、それはEMLINXによる防犯効果と言えるかもしれないが、現時点ではそこまで周知されていないのでそこには至っていないと理解しています。

EMLINXの魅力は、店舗で発生した犯罪者の情報を一早く本部・店舗間で共有でき、疑わしき人物が来店した時に事前に身構えることができる事にあります。先程、検挙率に貢献したと説明しましたが、それは冒頭にお話しした通り、防犯カメラ映像が鮮明になり、犯人の細かい特徴が把握できるようになった事が大きいですが、EMLINXに蓄積された情報を活用することで、万引常習犯の多くに共通して確認できる傾向が明らかになり、結果身構えやすくなりました。

抑止効果を狙って『EMLINX運用中』のような掲示はしないのですか

そうですね、そうありたいですね。ただ現状はそのような貼り紙はないし、もし貼ったとしても、万引犯にEMLINXの存在が知られていない以上、その抑止効果は薄い事が考えられます。

EMLINXを導入したことで感じているデメリットはありますか

あえて言うとすれば、EMLINX導入で盗難被害に対し前向きに取り組み件数が増えたことで、被害届など警察対応に相当な時間がとられるようになった事です。この警察とのやり取りが時間短縮できればと願っています。

EMLINXの改善点はありますか

あくまでも私の考えですが、EMLINXの理想形は、EMLINX内に登録された情報に基づき、常習犯と思しき人物が店舗に入ってきた時に、店長のスマホに通知が届き、声掛けや、退店するまで注意深く対応できるようになる事だと考えています。昨今の防犯カメラは画質向上だけでなく、AI分析のような最新技術も搭載され、プライバシーの問題を考えなければ、技術的には十分可能な領域まで来ていると思います。EMLINXが理想形に近づける日もそれほど遠くないと考えております。

EMLIINXには帳票出力の機能もありますが活用していますか

はい、活用しています。企業としては人員の配置転換は必須となる為、たとえ店長が他の店舗に異動したとしても、出入り禁止人物の把握など、帳票が整備されていれば、店長の記憶に頼らずとも、犯人の特徴や犯行手口等に対する知識を平準化できます。つまり、帳票機能が引継書や防犯マニュアルになる事で、引継ぎ業務作業の負担軽減に繋がることを期待しています。

最後に、EMLINX導入により、従業員の意識向上につながった実感はありますか?

はい、間違いなく変わりました。店長だけでなく、各店舗スタッフが日々EMLINXのアラート情報を閲覧し、自らの手で盗難被害情報を登録しますし、他店との共有も早くなったことで『他店でやる可能性があります』などのコメントも入るようになりました。防犯に対する意識は明らかに向上したと実感しております。 

今回いただきましたご意見に基づき、EMLINXがより店舗の課題に寄り添えるシステムになるよう努めて参りたいと思います。 

 

 

 

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