業界初の防犯ネットワーク
『EMLINX(エムリンクス)』の魅力を語る

小売業に従事されるスタッフの皆様は来店されるお客様に最善のサービスを提供するために、品出しから接客、レジ打ちの対応等、行きつく暇がないくらい忙しい日々を送られていると思います。それを後目に直接店舗の利益損失につながる『万引き』や『無銭飲食』を行う犯罪者の心理は本当に理解しがたいものがあります。 

小売店舗においては、本来悪さをする人がいなければ全く考えなくても良い、いわゆる防犯対策を、自らで稼いだ利益を削って、『防犯ゲート』や『防犯カメラ』などの対策を講じて頂いておりますが、それでも犯罪がゼロにはなりません。インターネットで少し調べれば、最新の万引き手法や対策方法等は公開されており、その抜け道となる新たな手口が生まれるなど、万引き被害を撲滅できないことは容易に想像できます。実際、小売業の防犯担当者に話を伺うと、多くの企業から『ロス率』の抑制が難しいとの相談を多くお受けします。 

日本市場は未だ景気後退感の一途を辿っており、景気回復の起爆剤として大いに期待されていたオリンピックもコロナの影響で、思うような効果が生まれず、ウクライナの戦争などから物価高騰など、決して人々の生活が良くなる兆しが見えない状況です。景気の回復とともに治安は改善するとの相関関係があり、逆の見方をすれば、景気後退時には治安が悪化する恐れが生まれます。 

コロナ禍が長期化したことで、厳しい局面に立たされている小売店舗は多いと思われます。売上低迷、防犯への投資抑制、盗難被害増と言った悪循環が懸念されるなか、常に進化する盗難被害を抑制することは決して簡単なことではありません。この状況下において、防犯対策への追加投資を極力抑え、進化する盗難被害にも対応することを目指したサービスが『EMLINX(エムリンクス)』です。その魅力を、皆様に知っていただけると幸いです。
 

1.近隣店舗間の協調・共闘が鍵

小売店舗で計測される『ロス率』の中でも、帳簿管理外で発生する『不明ロス』と呼ばれる被害があります。これは『内部要因』、『外部要因』、『全くの不明』の3種類に大別されます。発生比率は、外部要因が47.5%と最も多く、続いて内部要因が31.7%、全くの不明が20.9%と続く。外部要因の中に万引きがあり、45%と不明ロスのおよそ半分を占める。防犯ゲートや防犯カメラはもちろん有効策として活躍していますが、最も悩ましいのは大量に商品を盗んでいく組織的窃盗犯です。彼らの犯行は非常に巧妙で、防犯対策をものともせず、商品が盗まれてしまいます。しかも、転売しやすい高額商品がまとめて盗まれるケースもあり、既存の防犯対策だけでは簡単には捕まえることができないのが各店舗の大きな悩みとなっています。この悩みを近隣店舗で力を合わせて対策を取ろうとしたのがEMLINX(エムリンクス)の強みです。それでは何故、EMLINXは既存の防犯対策以上の効果を生み出せるのでしょうか?それは、組織的窃盗犯の行動にあります。組織的犯罪は過去の事例から見ても、1度盗んで終わりではなく、異なる複数店舗で犯行に及ぶ傾向があることが分かっております。例え手口が巧妙でも、商品が盗まれ警戒心の強くなっている被害店舗では流石に犯行に及ぶのはリスクが高いと考え、近隣で同じ商品を扱っている類似店舗で犯行に及ぶ傾向があることは分かっています。つまり近隣店舗が協調、共闘できれば、同一犯での犯行を抑制することが出来るようになるのです。 

2.近隣店舗で共有する情報とは

近隣店舗で協力関係を作れば良いのか、、、と簡単に言っても、特に都心では隣の店舗は全く違う会社である為、わかっていても盗難情報を共有することは簡単ではありません。この障壁をEMLINX(エムリンクス)というプラットフォームで取り払い、防犯情報を同一グループや企業内だけでなく、業種・業界の異なる店舗通しで防犯情報を共有できる、いわゆる『防犯ネットワーク』を構築できることがEMLINX(エムリンクス)の最大の特徴です。例え、犯罪者の情報だとしても、個人情報の取り扱いには充分に注意を要します。EMLINX(エムリンクス)のシステムは、個人情報保護法に抵触することなく、窃盗被害を近隣店舗と共有できます。  

EMLINX(エムリンクス)で共有する窃盗被害情報とは次のものとなります。 
✓ 犯行現場 (日時、場所) ※但し、企業や店舗が特定できないよう配慮しています。 
✓ 窃盗被害 (商品、数量、金額等) 
✓ 犯人像 (人種、性別、年齢、着衣等) 
✓ 窃盗手口、及び店舗で行われた対策等の共有  

犯人像などは、個人情報が特定できる箇所にマスキング処理した画像で共有されます。マスキングされた画像では犯人が店舗に来店した際に気付かないのではと思われるかもしれませんが、犯人が普段身に着けている服装、帽子、かばん、靴、さらにはアクセサリ等が違いがないことが多く、顔が分からなくても十分気を付ける事が出来ます。実際に、EMLINX(エムリンクス)の共有情報に基づき、犯人逮捕に至った事例も確認できています。 

3.EMLINX(エムリンクス)の可能性について

現在200店舗以上に加盟いただき、日々発生する窃盗被害情報をEMLINX経由で共有頂いています。現時点で盟店舗数多くないにも関わらず、それでも毎日1-2通は報告いただきます。警察で把握できている犯罪認知件数はあくまでも届けられている件数で把握されていますが、実際把握できていない犯罪が多く存在しており、その被害状況を把握できているのはEMLINX(エムリンクス)だけといっても過言ではありません。また、各企業が蓄積する窃盗被害情報は、当然各店舗からの報告書で振り返ることができるようになっていると思いますが、全国で発生するEMLINX(エムリンクス)に蓄積されたデータを分析することで、犯人の行動や手口等をより幅広く捉えることが出来るようになり、将来ビッグデータとして活用、将来の犯罪撲滅に大きく貢献できる可能性を秘めていると考えます。

まとめ 

上述しました通り、EMLINXはこれまで簡単ではなかった近隣店舗と専用の防犯ネットワークでつながる事で、これまで逮捕が難しかった常習窃盗犯や、組織的犯罪者などの撲滅に貢献できる可能性を秘めていると考えております。弊社では、よりEMLINX(エムリンクス)の効果を実感いただけるよう、2週間程度のトライアル期間を設けております。この期間では、皆様の近隣で発生する窃盗被害の情報をタイムリーに受信することが可能になる為、自らの店舗で発生する窃盗被害だけでなく、近隣で発生している犯罪情報が把握できるので、それらを体感いただく事も可能です。詳しくは、下記リンクのホームページをご参照ください。

EMLINXの詳しい内容は

 

 

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