スマートフォン認証の標準装備でより快適な入退室管理の運用実現
デジタル化推進による非対面の運用管理で感染予防対策・業務効率向上へ

セキュアIDソリューション世界大手である米国HID Global社のアクセスコントロールリーダー新製品『HID Signo』(エイチアイディー シグノ)の販売を開始致しました。

HID Signoは従来シリーズの中でもセキュリティ性が向上した最高クラスのリーダーです。スマホ認証を標準装備し、これまで行っていたICカードの発行や受け渡しといった作業効率化・紛失リスク回避、当業務担当者の省人化・生産性向上に貢献します。また、受け渡しを必要としない非対面での運用が可能という点では、昨今の新型コロナウイルスの感染防止対策としても効果的です。


◆関連ページ:New Normalに向けた「非接触」入退室管理システムとは

  • 機能
  • ラインナップ

昨今、企業の防犯や内部情報保護等の観点から、オフィス・セキュリティ強化を目的とした入退室管理システムの導入は一般化しつつあります。これまで主流であったICカードによる入退室認証は、カードを発行・管理する事の煩わしさや、紛失・なりすましによる不正入室のセキュリティ・リスク等が課題となっています。一方で注目を集めているのが、今や生活必需品となったスマートフォンを活用した認証で、その需要は年々高まっています。

今回販売を開始するHID Signoは、従来のICカードによる認証のみならず、スマートフォン認証 (HID Mobile Access®) に標準対応した、アクセスコントロールリーダーです。

 

①最高水準の汎用性を誇るIDリーダー
・世界シェア上位のカードフォーマットFeliCa、MIFARE、HIDの3つ全てをサポート
・スマートフォン認証の標準搭載
・Bluetoothや近距離無線通信を内蔵

②比類のないパフォーマンス
・常に高い認証パフォーマンス(周囲の環境を自動検出、最適な認証設定を自ら調整機能)

③未来に繋がる技術
・カードとコントローラ間の双方向通信ができるプロトコル(リモートでの管理が可能)

スマートフォン認証(HID Mobile Access®)の標準搭載

HID Signoは、従来のICカードによる認証のみならず、スマートフォン認証 ( HID Mobile Access® *) に標準対応した、アクセスコントロールリーダーです。専用アプリケーションをダウンロードすることでスマートフォン端末がクレデンシャル**の機能を果たします。入室許可のための個別認識情報(モバイルID)はセキュアなクラウドベースのマネジメント・システムよって管理され、IDの発行/無効化を遠隔で行うことが可能です。

これにより、これまで行っていたICカードの発行や受け渡しといった作業を効率化でき、当業務に関わる担当者の省人化や生産性向上に貢献します。また、受け渡しを必要としない非対面での運用が可能という点では、昨今の新型コロナウイルスの感染防止対策としても効果的です。

更に、ICカードが不要となることでの初期費用の削減や電子情報のみでの処理が可能になることによるIT化の推進、紛失や持ち出し忘れのリスク回避も期待できます尚、リーダーにはBluetooth、近距離無線通信(NFC)が内蔵されているため、スマートフォンだけでなく、タブレットやスマートウォッチ等、他のモバイル端末でも認証が可能です。そして、リーダーに搭載されたiBeaconがスマートフォンを検知しアプリケーションを自動で起動させるため、読み取りの高速性と正確性は従来品よりもアップし認証は非常にスムーズです。

* HID Mobile Access®は、Wiegand通信方式、OSDP通信方式に対応したCCURE9000などの入退室管理システムとの接続を前提に開発されています。
** クレデンシャル:IDやパスワード等、ユーザー認証のために用いられる情報の総称

様々なクレデンシャル認証技術に対応

業界最多となる15を超える認証技術(クレデンシャル)に対応。

HID Seos、iCLASS、HIDモバイルアクセス、MIFARE、Felica、などをサポート。

既設システムのリーダーの交換/追加により、簡単にモバイルアクセスを使用することが可能となり、また既存IDカードやバイオ認証機との併用利用にも対応。

様々な使用環境に適応

・従来品と比較し読取の正確性が強化。金属板上等の電波に影響を与える設置環境下においても、読み取り距離補正や範囲を自動的に最適化。

・静電容量式タッチキーパッドや、防塵・防水規格のIP65準拠により、屋外等の過酷な環境下においても使用可能。

・インテリジェントパワーモードにより、リーダーが休止状態の場合に電力消費を削減。

・視覚障がい者に配慮したキーパッド入力補助、入力時間延長、誤入力データ送信回避機能を搭載。

新プロトコルOSDPによるセキュリティ性向上

・プロトコルOSDP*やBLE通信*の実装により、リーダーとセキュリティコントローラー間での双方向の暗号化通信を実現。これにより、設置後もファームウエアのアップグレードが可能。

・設定用モバイルアプリ(HID Reader Manager App)やセキュリティコントローラーを利用して、遠隔でのファームウエア設定・更新が可能。

*OSDP= Open Supervised Device Protocolの略で、アクセス制御通信規格のこと。
*BLE通信=Bluetooth Low Energyの略で、Bluetoothの規格の一部。

HID Global社について

設立:1991年
本社所在地:米国 テキサス州オースティン
従業員:約3,000人
事業内容:セキュリティソリューションの製造・販売。

世界に展開する海外事業所を通じて100か国以上をサポートしており、製品は企業を始め官公庁、教育機関、病院等に採用されている。ASSA ABLOYのグループ企業。

HID Global社 HP:  https://www.hidglobal.jp