高千穂交易、ガススプリングのリーディングカンパニーであるSUSPAグループとの国内総代理店契約締結

～高品質且つカスタマイズ・少量ロット生産が可能な製品でお客様ニーズに対応～

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井出尊信、証券コード 2676)は、1951年創立の大手ガススプリングメーカーであるドイツSUSPA GmbHおよびその子会社の中国SUSPA Nanjing Co. Ltd.と国内総代理店契約を締結しました。

当社はかねてより国内メーカーのガススプリングをATMや医療機器、コンビニエンスストアの冷蔵ショーケース(リーチイン)など様々な市場へ技術サポートを含め販売しておりましたが、ガススプリングは標準品での販売が主流のため、仕様に合わせたカスタマイズ製品は高額、大量購入必須となることから、従来より課題とされてきました。

この度、新たに国内総代理店契約を締結したSUSPA GmbHならびにSUSPA Nanjing Co. Ltd.は、標準品のガススプリングだけでなく個別カスタマイズが少量ロットから対応可能としており、これを強みとして、お客様のご要望に合った製品を提供してまいります。

SUSPA製ガススプリングは5シリーズの標準型式を揃え、それをベースにガス反力40～2,000N内、ストローク150～500mm内で個別に設定ができ、お客様の仕様に合ったカスタマイズ製品が少量ロット且つ短納期で提供できます。さらに同社のガススプリングはこれまで複数の国内自動車メーカーにて採用された実績があり、品質の高さも認められているため、コストパフォーマンスの良さにも定評があります。

今後は、従来の市場に加え、バスや電車の座席シート、住居の排煙窓、草刈り機やその他農業機械および産業機器などへ販売を行ってまいります。これまでターゲットとしていた店舗や公共施設向けの特殊な製品に比べ、より生活に密着した、市場での流通量が多い製品へ販売展開することで売上を拡大し、2023年度は1億円、2024年度は5億円の売上を目指します。また、全国の機械工具商社・ECサイトでの間接的な販売や、製品ラインナップの強化、お客様が製品を検索・購入しやすいツールの開発にも力を入れてまいります。

【ガススプリングとは？】

ガススプリングとは、圧縮されたガスを利用したバネのことです。チューブとピストンロッドによって構成され、チューブに封入された圧縮ガスとピストンロッドの間で生じる伸張力によって伸張・収縮します。ガスの反力やピストンロッドの最大長(ストローク)を調整することで、様々なシーンでの活用が可能です。

身近な導入事例ですと、大型バスのトランク扉が挙げられます。扉は重量がありますが、ガススプリングの働きによって私たちは小さい力でハンドルを引き開扉することができます。また、扉の開閉速度はゆっくりとしており、安全で音も静かです。

【製品ラインナップ】　

型式	ガス反力（N）	チューブ外径（mm）	ロッド外径（mm）	最大ストローク（mm）
16-12シリーズ	40～180	12	3.8	150
16-1シリーズ	50～420	15	6	150
16-2シリーズ	80～750	18.5	8	250
16-4シリーズ	100～1,200	22	10	495
16-6シリーズ	200～2,000	28	14	500