高千穂交易、USB(注1)コントローラー、SRAMの大手メーカー米国サイプレスセミコンダクター社製品の販売開始

~ CMOSイメージセンサーを中心としたラインアップの強化~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山村秀彦、資本金:7億9,946万円)は、このたび米国半導体メーカー、サイプレスセミコンダクター社(CypressSemiconductorCorporation.以下サイプレス社)と代理店契約締結で合意し、サイプレス社製品の販売を開始いたします。

1.経緯

2002年12月
高千穂交易、高性能CMOS(注2)イメージセンサーメーカー、フィルファクトリー社(ベルギー)と代理店契約を締結以来、工業用およびカスタム品のCMOSイメージセンサーの販売を行う

2004年8月
サイプレス社がフィルファクトリー社を買収

2005年3月
高千穂交易、サイプレス社製品の代理店権取得、製品の販売開始

2.メリット

高千穂交易はサイプレス社の代理店権を取得することにより、従来から販売を行っていた旧フィルファクトリー社製CMOSイメージセンサーに加え、USBコントローラーやSRAM等でトップクラスのシェアを持つサイプレス社の全製品を取り扱うことが可能となります。これにより、高千穂交易では製品ラインアップの拡充による既存顧客への提案力強化および新規顧客開拓を図ります。
特にCMOSイメージセンサーについては、デジタルスチルカメラ、携帯電話等の民生向け製品に今後サイプレス社の最先端プロセス(プロセス幅0.13μm、90nm)を使用した製品の拡販を行います。また、従来どおり工業用センサーおよびカスタムセンサーの開発にも注力します。
サイプレス社では、旧フィルファクトリー社製CMOSイメージセンサーの販売・技術サポートに実績のある高千穂交易を新たに代理店として加え、日本市場での更なるユーザー拡大を図ります。

3.販売計画

高千穂交易では、既存顧客に対しCMOSイメージセンサー、高速SRAM、USB、PSoC(ProgrammableSystem-on-Chip)を中心としたサイプレス社製品の販売を行い、2005年度5億円の売上を見込んでいます。

4.サイプレスセミコンダクター社について

サイプレスセミコンダクター社はUSB2.0、高速SRAM等の主力製品を持つ大手半導体メーカーです。米国内に4ヵ所ある自社製造拠点(Fab:FabricatingLab)で製品の80%以上を製造しています。同社製品PSoCはアナログ-デジタル混在の回路をユーザー自身で簡単に開発することのできる製品です。

Cypress Semiconductor Corporation
設立:1982年
所在地:米国カリフォルニア州サンノゼ
従業員:4300人(2004年5月)
売上高:US$837million(2003年度)
URL:http://www.cypress.com

注1 USB(UniversalSerialBus)
キーボードやマウス、モデムなどの周辺機器とパソコンを接続するデータ伝送路の規格のひとつ。「USBコントローラー」はUSBの制御を行うためのチップ。「USB2.0」は高速転送の需要を満たすため2000年に確立した上位規格(通称Hi-SpeedUSB)。

注2 CMOS:
相補性金属酸化膜半導体(ComplementaryMetalOxideSemiconductor)の略Nチャンネル型MOSFETとPチャンネル型MOSFETを組み合わせた相補型の論理回路。従来のCCDセンサーに比べて高速で消費電力が小さく、単一の低電圧で稼動することから、周辺回路との一体化も可能になる。

このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 広報 IR 担当
担当者:臼井
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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