高千穂交易、西東京市図書館にICタグを用いたRFID図書館システムを納入

─ 図書館業務の効率化と利用者の利便性向上に貢献 ─

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード:2676)は、東京都西東京市図書館全7館へICタグを活用した「RFID図書館システム」を納入、6月1日より運用を開始しました。

高千穂交易が販売しているスイス・ビブリオテッカ社製RFID図書館システムは、蔵書やCD/DVDに貼付するICタグ、自動貸出システム、自動返却仕分けシステム、帯出監視ゲート、蔵書管理端末によって構成され、貸出/返却から蔵書管理業務に至るまで、図書館のあらゆる業務を効率的にサポートします。
本システムで用いられるICタグは、記録できる情報量が多く、情報の書き換えも可能です。また、1冊ずつ読み取りを行う従来のバーコードと異なり、複数のタグを同時に認識することができるので、貸出/返却、蔵書管理業務の自動化・迅速化を実現します。

西東京市図書館は、西東京市内に配置した中央館、分室、5つの地区館の全7館によってサービスを行っており、資料数(2008年3月末)は、図書739,264冊、雑誌921タイトル、CD・カセット15,377点にのぼります。
今般の本システムの採用によって、西東京市図書館では、図書等の貸出業務の自動化や蔵書管理の効率化が図られるため、その分、職員による利用者の相談対応や館内案内といった利用者向けサービスの向上が期待できます。また、利用者側も、貸出時の待ち時間短縮や自動貸出によるプライバシーの保護など、利便性向上のメリットが見込めます。

高千穂交易では、今後も公共図書館、大学図書館を中心に本システムを提案し、導入実績を増やしていく予定です。システムは基本構成で800万円から。

【西東京市図書館事例写真】

■自動貸出システム

複数冊の本やCD/DVDなどを重ねて置くだけで、簡単に貸出手続きができます。

■帯出監視ゲート

貸出処理を行わずに図書を持ち出すとアラームが鳴ります。

<西東京市図書館概要>
西東京市図書館は、2001年の田無市、保谷市の合併以来、それまでの地域に密着した「市民の図書館」としての機能に加え、ITの導入や障害者サービスの充実、市の他機関との連携に基づく「子ども読書活動推進計画」の策定・実施と活発な活動を展開している。その結果、2003年の生涯学習についての市民の意識調査でも「市民が最も重要と考え、最も利用しやすい施設」として図書館が挙げられている。
合併後の2002年にコンピュータシステムを統合し、全域サービス網の整備を進めてきた。
「図書館年鑑2007」よると、全国の人口15万人以上20万人未満の52市区の中で蔵書冊数が6位、年間貸出冊数が2位、年間予約受付件数が3位となっており、市民の大きな期待を担っている。(「西東京市図書館の概要」より抜粋)

<ビブリオテッカ社概要>
RFIDを用いた図書館システムの開発・製造・提供の専業会社。ヨーロッパ、北米を中心に公共図書館へ多数の導入実績を持っています。(2002年設立、本社スイス・ツーク市)
URL:http://www.bibliotheca-rfid.com

<高千穂交易株式会社概要>高千穂交易は、1952年の創立以来、世界の最先端エレクトロニクス商品・技術・サービスを日本に紹介し、数多くの企業の情報化に貢献してまいりました。「ビジネスセキュリティ」を事業コンセプトとして、ビジネス環境に「安全・安心・快適」を提供し、お客さまの企業価値増大に努めています。
商品監視システム・監視カメラシステムなどのセキュリティプロダクトと、企業ネットワークシステム・入退室管理システム・蔵書/資産管理システムなどのビジネスソリューションプロダクトを中核とする「システム機器事業」、半導体・電子部品などの電子プロダクトと、スライドレール・ガススプリングを始めとする機構部品プロダクトを中核とする「デバイス事業」、ならびに、付加価値の高いサポートサービスおよびソリューションサービスを提供する「カストマサービス事業」を展開しています。
URL:http://www.takachiho-kk.co.jp/


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高千穂交易株式会社 コーポレート統括室
担当者:村木
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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