高千穂交易、米国インターリンクエレクトロニクス社と代理店契約締結 耐久性と信頼性に優れた『FSR®感圧センサー 』のカスタムデザイン活動を開始

~ FSR®技術が、信頼性と精度に優れたタッチ・コントロールを実現します~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード 2676)は、特許技術であるFSR®(Force Sensing Resistor:感圧抵抗技術)の開発元で、応用製品の設計・製造を行う米国インターリンクエレクトロニクス社(以下、インターリンク社)と代理店契約を締結し、『FSR®感圧センサー』の販売を開始しました。

インターリンク社の『FSR®感圧センサー』は、感圧部に加わる圧力の増加に伴い、電気的抵抗がリニアに減少する特性を持ち※、携帯電話やタッチパネル、スイッチ、マウスといった機器と人とを繋ぐヒューマンタッチインターフェースとして、確実かつ快適な操作性を実現し、世界で数多くの採用実績を誇るセンサーデバイスです。

同製品は、一般的な静電容量式のセンサーに比べ、静電気による誤作動がないため信頼性が高く、手袋を着けた状態でも操作が可能なことや、湿気や液体、粉塵の影響を受け難いことなどから、工事現場等の過酷な環境や、医療現場等において幅広く活用されています。また、待機・動作時の消費電力が静電容量式センサーの約100分の1となるなど、機器におけるバッテリー駆動時間の延長にも寄与いたします。

さらに、『FSR®感圧センサー』は、ストレインゲージ等の圧力検知デバイスと異なり、厚さ0.2mm(標準品)の極薄なフィルム形状であるため、シームレスでコンパクトなボタン設計を可能にするなど、デザイン性を損なうことなく、電子機器の小型・薄型・軽量化に貢献することができます。加えて同製品は、可動部品がなく200万回以上の加圧使用が可能なため、従来の接点スイッチと比較し、機器本体の耐久性が大幅に向上いたします。

インターリンク社では、FSR®技術を駆使し、「ポインティング(方向+圧力)」や、「ストリップ・リングセンサー(リニア位置+圧力)」、「タッチパッド(平面上の位置+圧力)」など、様々な入力デバイスを市場に提供していますが、今後は、これら標準品の販売はもとより、お客様のニーズに即したカスタマイズ提案を積極的に展開していく方針です。
高千穂交易は、『FSR®感圧センサー』の販売および同製品のカスタムデザイン活動を通じて、携帯端末等の民生品や産業・医療機器市場のほか、これまで感圧センサーを使用していなかったアプリケーションに対しても精力的にアプローチを図り、2012年度には2億円の売上を目指します。

※ FSRは、ストレインゲージと特性が類似していますが、重量を測定する用途には適しておりません。

【FSR®感圧センサー標準品】

【FSR®感圧センサー形状例】

【加圧力に対する抵抗値の変化】

【FSR®の用途】

・存在検知・モーションストップ
・ON/OFFや多段のスイッチ
・アクセルコントロール
・タッチ位置(リニアまたは平面)+圧力センサー

【FSR®の特長】

・高いリニアリティ(上記グラフ「加圧力に対する抵抗値の変化」参照)
・極薄(0.2mm)
・可動部品がなく高い信頼性(200万回以上の加圧可:インターリンク社調べ)
・静電気耐性
・水分、汚れ等にも強い耐久性
・低消費電力
※硬い材質の下でも使える高感度対応版(プリロードセンサー)対応可。

【インターリンクエレクトロニクス社(INTERLINK ELECTRONICS Inc.)について】
・設立:1985年
・本社:米国カリフォルニア州カマリロ(Camarillo)
・拠点:中国(シンセン)、日本、香港、韓国
・従業員数:85名(2010年4月)
・URL:https://www.interlinkelectronics.com/


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高千穂交易株式会社 経営システム本部 コーポレートチーム
担当者:田中
TEL:03-3355-1201
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