高千穂交易、マルチホーミング機器「iSurfJanus TX」の新型モデル2機種を発売

~ 最新のハードウェアを採用し、スループット(通信速度)を向上 ~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード:2676)は、香港Cell Technology社製マルチホーミング機器「iSurfJanus(アイサーフジェイナス)シリーズ」(注)の新型モデルとして、12月25日より、「iSurfJanus TX2-8/TX2-5」(ハイエンド・モデル)の2機種の販売を開始いたします。

iSurfJanusシリーズは、高度なロードバランス(負荷分散)機能やフェイルオーバー(障害時の切替え)機能、ファイアウォール機能を低価格で提供し、既存のネットワーク環境にほとんど変更を加えることなく、光ファイバー回線やADSLに代表される低価格なブロードバンド回線を容易に組み合わせることが可能です。また、各種設定は、コンソールターミナルからWebベースの日本語GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)で行うことができます。

今回発売した新製品の「iSurfJanus TX2-8/TX2-5」は、ハイエンド・モデル「iSurfJanus TX」の後継機種となりますが、最新のハードウェアの採用によってスループット(通信速度)を向上させ、最大1.2Gbps1,200,000セッションを可能にしたほか、通信サービス品質(QoS、帯域制御により一定の通信速度を保証する技術)やセキュリティ機能(ポリシーベースフィルタリング、DMZポートのサポート)の強化を図りました。これにより、通信事業者が提供するギガビット回線サービスに対応するコストパフォーマンスの高いマルチホーミング機器として、従来以上に市場をリードしていくことが期待できます。
なお、最上級機種のTX2-8は、WANポートを8つ備え、ADSL、FTTH、専用線など最大8回線まで統合できるほか、インバウンドおよびアウトバウンドの両トラフィックで、ロードバランシングとフェイルオーバーが可能です。

iSurfJanusシリーズには、今回発売したモデルのほか、中小規模の企業にも対応可能なミドルレンジ・モデル「iSurfJanus RX3」やローエンド・モデル「iSurfJanus CX」もラインアップされており、業種、業界を問わず、数多くのお客様に採用されております。

高千穂交易では、iSurfJanusシリーズ全体として、今後3年間で1,000台の販売を見込んでおります。

(注)iSurfJanusシリーズは、2004年6月、高千穂交易が米Amplify.net(アンプリファイネット)社から特許権、製造権などを取得。その後、2009年に、香港Cell Technology(セル・テクノロジー)社へその権利を譲渡し、現在は、高千穂交易が国内の総販売代理店として提供している製品です。高千穂交易は、1999年から本製品を販売しており、国内では約850社に2,000台以上の導入実績があります。

【「iSurfJanus TX2-8、TX2-5 概要】

◆販売開始: 2009年12月25日
◆出荷開始: 2010年3月1日
◆販売価格: iSurfJanus TX2-8 3,900,000円(税別)iSurfJanus TX2-5 2,500,000円(税別)
◆主な仕様

◇インターフェース(WANポート/LANポート、WANの1ポートをDMZとして利用可能)
TX2-8 : 6GE+4SFPポート(8WAN/1LAN)
TX2-5 : 6GEポート(5WAN/1LAN)
各コンソールポート CLI、RS232(DB9)1ポート

◇ロードバランス方法
アウトバウンド
(1)ラウンドロビン
(2)重み付けラウンドロビン
(3)帯域使用率の均等化負荷分散
(4)帯域使用率の閾値による負荷分散

インバウンド
(1)DNSラウンドロビン
(2)DNSの優先順位による付加分散
(3)帯域使用率の閾値による負荷分散

◇最大スループット
TX2-8 : 1.2G bps TX2-5 :1Gbps

◇外寸
TX2-8/TX2-5 : W426 × H44.4 × D396(mm) ※19インチ1Uラック搭載可能

◇重量
TX2-8/TX2-5 : 8.2kg

【主な特長】

(1)WANフェイルオーバー機能により正常な回線を選択して、各種サーバへの通信を保持
(2)セッションベースのロードバランスによる複数の経路(ISP)を利用したマルチホーミングが可能
(3)トランスペアレントモードの利用により、既存ネットワーク機器の設定変更を最小限に抑え導入可能
(4)簡易DNSをサポートしており、公開サーバなどのインバウンドロードバランスが可能
(5)多彩なルートコントロール機能を持ち、ミッションクリティカルなデータを安全な回線に割り当てることが可能
(6)ステートフル・ファイアウォール、ホストフィルタ、DHCPサーバ/クライアント/リレーを標準装備
(7)全ての機種でVRRP(アクティブ-スタンバイ)による機器の冗長化が可能

【追加された機能】

(1)トラフィック処理能力の向上(最大スループット、最大セッション数)
(2)最大8WANポートへ対応
(3)ヘルスチェック機能(ポートベースおよびリモートTCP/UDPでの死活監視が可能)
(4)QoS機能の強化(レイヤ3-4でのCBQのサポート、CIR、MBRの対称・非対称をユーザーにより設定可能)
(5)IPプールNATへの対応(N対NによるNAT、ダイナミックNATルーティングに対応)
(6)セキュリティ機能の強化(ステートフルファイアウォールに加え、ポリシーベースでのフィルタリングが可能)
(7)ユーザーの任意によりDMZポートを設定可能
(8)ブラウザ、CLIによる簡単設定(日本語GUIに対応)

このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 コーポレート統括室
担当者:加藤
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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