高千穂交易、オールIP 入退室管理システム「AC2000」の販売を開始

~オールIP化で配線を大幅に削減、ローコストで高いセキュリティレベルを実現~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード:2676)は、既設のLAN環境が活用できる通信プロトコルのオールIP化によって配線を大幅に減らし、ローコストで高いセキュリティレベルを実現するオールIP入退室管理システム「AC2000」の販売を、11月10日より開始いたします。

「AC2000」は、北アイルランドのCEM社(米国Tycoグループ)が開発したインテリジェントIPカードリーダーを使用した、小規模から中規模施設に最適な入退室管理システムです。システムの核となるソフトウェア「AC2000」を搭載した管理端末(PC)、コントローラー(制御盤)、IPカードリーダー間のプロトコルが全てIP化されているため、既設のLANケーブルを利用すれば、新たな配線の敷設を最低限に抑えることができます。また、コントローラー1台で最大128ドア(256リーダー)まで一元管理できるため、コントローラーの節約にも繋がり、システムの導入コストを大幅に削減することが可能です。

従来、入退室管理システムを導入する際には、カードリーダーからコントローラーまで、専用ケーブルの配線が必要で、コントローラー(制御盤)1台に接続できるカードリーダー数も約20台までといった制約がありました。そのため、システムを導入する拠点数が多くなると、複数のコントローラー設置や大規模な配線工事が必要となり、設置スペースの確保や配線作業費の抑制が大きな課題となっていました。
この点、今回発売する「AC2000」は、上述のとおり、IP化によって既設のLAN環境を活用できるほか、本社などにコントローラーを1台設置すれば、他の拠点ではIPカードリーダーのみの設置で運用が可能なため、分散した複数拠点の入退室管理に最適です。さらに、本社、拠点(支社/営業所、工場、データセンターなど)間のデータ通信に際しては、データが暗号化されるため、既設のLANケーブルを使用した場合でも高いセキュリティレベルが実現できます。

高千穂交易では、この最新技術を搭載した新製品「AC2000」を、小中規模向けの入退室管理システムとして、世界120カ国に拠点を持つ米国Tycoグループとも連携しながら、グローバル展開している企業のオフィスや工場、データセンターなどの施設に向け、積極的に販売展開を行ってまいります。

※当社は、「第2回クラウドコンピューティングEXPO」(11月10日から12日開催)に出展します。
その中で、この新製品「AC2000」も紹介予定です。

【AC2000の主な特長】

(1)管理端末、コントローラー、カードリーダー間のオールIP化により、既設のLAN環境が活用できるため、新たな配線の敷設を最低限に抑えることが可能。
(2)コントローラー1台で最大128ドア(256リーダー)までを一元管理。
(3)1拠点にコントローラーを設置すれば、他の複数拠点のカードリーダーも管理可能。
(4)ネットワークオフライン時には、カードリーダーに記憶されているカード情報による運用が可能で、コントローラーとの通信が不能な状態でも「入室できない」といった事態を防ぐことができる。
(5)カメラシステムメーカーのアメリカンダイナミクス社(米国Tycoグループ)との連携により、入退室と映像システムの一元管理が可能。
(6)PoE Plusスイッチの使用で、カードリーダー、電気錠(12V)への電源供給もLAN配線1本で実現(別電源不要)。
(7)写真付きIDカード作成ソフトが標準で装備。
(8)ゾーンモニター機能によるリアルタイムな在室者管理。

【CEM社(米国Tycoグループ)について】
■設立:1990年 (現在米国Tycoグループの一員)
■CEM本社:北アイルランド、ベルファスト
■従業員:250名
■URL: http://www.cemsys.com/
■販売市場: 企業、データセンター、工場、空港、学校など


このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 経営システム本部 コーポレートチーム
担当者:加藤
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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