米国ポータルプレーヤー社と代理店契約を締結パーソナル・メディア・プレーヤー用SoC(System-on-Chip)の販売開始

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山村秀彦、資本金:7億9,946万円)は、米国ポータルプレーヤー社(PortalPlayer,Inc.)と代理店契約を締結し、同社製SoC(System-on-Chip)(注1)の国内販売を開始いたします。

【特長】

ポータルプレーヤー社製SoCはMP3プレーヤー等のパーソナル・メディア・プレーヤーの主要部品として用いられ、音声・画像の再生や、USB2.0(注2)等各種高速インターフェイスをはじめとする機能をワンチップで提供し、また柔軟なファームウェア(注3)によりカスタマイズも可能です。
同社製SoCの採用により、パーソナル・メディア・プレーヤーのメーカーは、高性能・低消費電力な商品を、自社開発より短期間で市場投入することが可能になります。

【背景】

急拡大しているパーソナル・メディア・プレーヤー市場では、現在、音楽専用プレーヤーが大半を占めていますが、画像、動画の再生機能を取り込んだ製品も普及し始めています。特に、国内で生産されるパーソナル・メディア・プレーヤーは、今後これら多機能機種が主力となると見込まれます。また、他の携帯電話端末や携帯型機器へSoCの応用も進むと期待されます。

高千穂交易では、今後さらに多機能・高性能化が求められるパーソナル・メディア・プレーヤー向けに、システムパフォーマンスの向上や低消費電力化が提供可能な同社製品を販売します。

【高い採用実績】

ポータルプレーヤー社製品は、多機能・高性能なハードディスク(HDD)や大容量フラッシュメモリ(注4)ベースのパーソナル・メディア・プレーヤーに最適です。HDDベースのパーソナル・メディア・プレーヤーを製造する主要メーカー各社に採用されており、この分野では世界市場で92%のシェアを占めています。(2004年12月NPD社調査)。

【ポータルプレーヤー社概要】

カリフォルニア州サンタクララに本社を置くポータルプレーヤー社は、HDDおよびフラッシュベースMP3プレーヤー等、多機能パーソナルメディアプレーヤーメーカー向けSystem-on-Chip(SoCs)、ファームウェアおよびソフトウェアを含む包括的なプラットフォームソリューションの設計、開発、マーケティングを行うファブレスのセミコンダクターカンパニーです。
社名PortalPlayer,Inc.(NASDAQ:PLAY/2004年11月上場)
売上高$92.6million(2004年度)
URL http://www.portalplayer.com/
PortalPlayerおよびPortalPlayer社のロゴはPortalPlayer社の登録商標です。

【用語解説】

1.System-On-Chip(SoC)
コンピューターの主要機能を1つのチップに詰め込むこと。また、コンピューターの主要機能を搭載したチップ。

2.USB2.0(UniversalSerialBus)
USBはパソコンと周辺機器を結ぶデータ伝送規格のひとつ。USB2.0はUSB1.1のバージョンアップ版で「HI-SPEEDUSB」とも呼ばれ、最高480Mbpsの高いデータ転送速度を誇る。

3.ファームウェア
ハードウェアの基本的な制御を行なうために機器に組み込まれたソフトウェア。

4.フラッシュメモリ
データの消去・書き込みを自由に行なうことができ、電源を切っても内容が消えない半導体メモリの一種。携帯音楽プレーヤーなどデジタル機器の記憶媒体として急速に普及している。

このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 広報IR担当
担当者:臼井
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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