米国ネオテリス社と代理店契約締結で合意

~汎用ブラウザを利用し、イントラネットへのリモートアクセスを安全かつ簡単に実現~

高千穂交易株式会社(本社:東京、社長:山村秀彦、資本金:7億9,550万円、証券コード:2676)は、米国ネオテリス社と販売代理店契約締結で合意し、7月1日より同社製 *IVE(インスタント仮想エクストラネット)製品の販売を開始いたします。

時間や場所の壁を超えてネットワーク上のサービスを利用する「*ユビキタス・ネットワーク」の実現に向け、外出先から企業内の情報資源を活用する*VPNが普及する中、より安全かつ簡単なソリューションへの要求が高まっています。

今回発売するネオテリス社製IVE(インスタント仮想エクストラネット)製品は、社外からのイントラネットアクセスを安全かつ簡単に実現します。複雑で運用コストの高い従来のVPNとは異なり、汎用ブラウザを利用することにより、
(1)クライアント側に専用ソフトウェアをインストールする必要がなく、管理者の負荷を大幅に軽減
(2)*SSL(セキュア・ソケット・レイヤー)によるデータの暗号及び*PKI認証により簡単にセキュアネットワークを構築
(3)専用端末がなくてもインターネットが利用できる環境であれば、どこからでも企業内情報へのアクセスが可能になります。

また従来のメール、グループウェアに加え、社外からインターネット経由で社内ファイルを共有することができます。運用時には、アクセスコントロール機能により、ユーザーごとにアクセス設定することができます。

高千穂交易は、これまで企業ネットワークにおけるセキュリティソリューションを推進してきましたが、今回のネオテリス社との販売代理店契約締結により、更にネットワークセキュリティ事業を強化してまいります。同製品は少人数拠点のネットワークインフラ、国内・海外出張時の社内情報アクセス、ホームオフィス、企業間取引などあらゆる用途に利用が可能です。多数の営業社員を抱える業界(証券・金融・製薬等)に加え、*SFAなどを販売する*SI、*IDC、*ASPへの販売により年間50セットの売上を見込んでいます。価格は180万から。

米国ネオテリス社(Neoteris, Inc.)・会社概要

・設立:2000年5月
・本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー
・従業員:約50名
・業務内容:企業ネットワークへのリモートアクセスをリアルタイムに安全かつ簡単に実現するためのソリューション開発を目的に設立されたベンチャー企業。
・備考:
‐ネットスケープ創業者の1人、ジム・クラーク氏が会長を務める。
‐2002年5月米国のNetworld+Interop2002(ラスベガス)において、米国IT系雑誌『PC Magazine』及び『eWEEK』より「i3 Award企業向けハードウェア部門」の“Innovation in Infrastructure 2002”を受賞。

◎製品の特長

1.専用ソフトウェアをインストールする必要がなく、汎用ウェブブラウザから簡単に社内ネットワークにアクセスが可能。

2.SSLによる暗号化で盗聴や改ざんを防止。

3.PKI認証により「*なりすまし」による不正アクセスを防止。

4.社外からのメール、グループウェアに加え、Windows及びUnixのファイル共有が可能。

5.ユーザーのグループごとに、アクセスコントロール設定が可能。(「PartnerAccess」のみサポート)

◎製品の仕様

ネオテリス社製IVE(Instant Virtual Extranet)製品は、利用ユーザー数に応じて「Employee Access」3機種、及びアクセスコントロール設定が可能な「Partner Access」3機種から構成されています。

◎用語説明

・IVE(Instant Virtual Extranet):ネオテリス社の提唱する安全かつ簡単に企業ネットワークにアクセスする手法。

・ユビキタス・ネットワーク:身の回りの様々な機器がインターネットへの接続機能を備えることによって、どのような場所であろうとネットワーク上のサービスを利用できる環境。

・VPN(Virtual Private Network):オープンなインターネット等の公衆サービス上で認証技術や暗号化を用いて保護された仮想専用ネットワーク。

・SSL(Secure Socket Layer):インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル。公開鍵暗号など、他のセキュリティ技術を組み合わせ、データの盗聴や改ざん、「なりすまし」を防ぐことができる。

・PKI(Public Key Infrastructure):公開鍵基盤。暗号鍵、電子証明書の生成と管理をする環境。

・SFA(Sales Force Automation):パソコンやインターネットなどの情報通信技術を駆使して企業の営業部門を効率化すること。営業支援システム。

・SI(System Integrator):顧客の業務内容を分析し、問題に合わせた情報システムの企画、構築、運用などの業務を一括して請け負う業者のこと。

・IDC(Internet Data Center):インターネットなどで、通信事業者などがユーザーのサーバーなどの機器を預かり管理するサービス。

・ASP(Application Service Provider):サーバーにERP(統合業務用パッケージ)などのアプリケーションソフトを導入し、ユーザーにネットワークを介してそのソフトを利用させるサービス事業者。

・なりすまし:他人のユーザーIDやパスワードを盗用し、その人のふりをしてネットワーク上で活動すること。

以上

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TEL:03-3355-1201
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