米国アナディジックス社と代理店契約を締結

~高品質パワーアンプの拡充によりデジタルアプリケーション対応を更に強化~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山村秀彦、資本金:7億9,550万円)は、高品質パワーアンプメーカー、米国アナディジックス社(Anadigics,Inc.)【Nasdaq:ANAD】と9月に代理店契約を締結し、同社製品の販売を開始いたしました。

Anadigics社は世界的に需要が急増している携帯電話やその基地局等の無線通信市場、CATV(CableTelevision)や光通信等のブロードバンド市場向けにパワーアンプ、RFIC(RadioFrequencyIntegratedCircuit)を主力製品として提供しているメーカーで、ISO9001,2000の認証を取得しています。同社の高品質パワーアンプは、世界各国で数多くの採用実績を誇り、成長を続けるCDMA方式やGSM方式の携帯電話やWLAN(WirelessLocalAreaNetwork)用にはInGaP(インジウムガリウム砒素リン)プロセスを使用したアンプが採用されています。携帯電話メーカーはAnadigcs社製品を搭載することにより、他社より信頼性の高い優れた製品を市場投入することが可能となります。また、ブロードバンド市場では光通信、CATV等の中継機(ブースター)にはGaAs(ガリウム砒素)プロセスを使用した製品が広く採用され、高く評価されています。
半導体の原料はシリコンが一般的ですが、携帯電話等のアンプに従来のシリコンを使用する場合、良好な歪特性を得ることができない、小型化が難しい、温度変化に対する動作が安定しない等のデメリットがあります。一方、InGaP、GaAsのように金属を原料とした半導体は、シリコンを利用したものより高速性に優れ、低消費電力、小型化が容易という特徴があります。
Anadigics社は、自社技術を用いたInGaP、GaAsプロセスで製品の特性向上を実現しています。Anadigics社では、ますます成長するこれらの市場の中でも日本市場を最重点市場の一つとして位置付け、この市場に強い販売チャネルを持つ高千穂交易とパートナーとなることにより、日本市場での飛躍的なビジネス拡大を目指しています。

高千穂交易は、Anadigics社との代理店契約締結により、電子事業部の注力分野である携帯電話、CATV、WLANアプリケーションに対応する製品を拡充、急拡大するブロードバンド市場のニーズに応える製品の拡販強化を図ります。また、Anadigics社製品による既存顧客の深耕、商量の増大を目指し、来年度5億円の販売を目標としています。

【アナディジックス社(Anadigics,Inc.)会社概要】
設立:1984年
本社:米国ニュージャージー州ウォーレン市
主要業務:ICメーカ(主力製品:無線通信、ブロードバンド市場製品向けのLSI)
従業員数:450名
URL:http://www.anadigics.com/

【高千穂交易株式会社会社概要】
設立:1952年
本社:東京都新宿区
主要業務:情報ネットワークシステム・セキュリティシステム・半導体及び機構部品の輸出入及び販売・据付・保守サービス並びにシステム設計・システム運用受託等サービス
従業員数:283名
URL:http://www.takachiho-kk.co.jp/


このニュースリリースに対するお問い合わせ

TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

資料ダウンロードはこちら