業界最小・最軽量クラスのスライドレール「TKマイクロレール」の販売開始

~幅広い用途に最適なムーブメント・ソリューションを提供~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード:2676)は、レール高14mmを実現した業界最小・最軽量クラスのスライドレール「TKマイクロレール」の販売を、2月1日より開始しました。

スライドレールとは、引き出しやスライド天板などの滑りを良くし、開閉をスムーズに行うための機構部品で、金融端末やOA機器など積載重量の重い引き出しをはじめ、高級感を追求したシステムキッチン収納やオフィス家具などを中心に幅広く採用されています。

高千穂交易では、1970年に「TKスライドレール」を発売して以来、国内外の優れた製品をラインアップに加え、多様化するニーズに応えるべく、コンパクトなモデルから重荷重用モデルまで、材質・形状を問わずお客様(製造業)のアプリケーションに最適な製品をお届けしてまいりました。なかでも、ATM(現金自動預け払い機)向けスライドレール市場では、優れた耐久性や精密性を高く評価いただき、国内市場で圧倒的なシェアを獲得しています。

今回販売を開始した「TKマイクロレール」は、日本はもとより、海外においてもほとんど取扱いのなかった超小型のボールベアリング式スライドレールで、遊技機の内部機構や小物収納用家具の引き出し、自動車のアームレストなど、従来使用が困難であった狭い箇所にも取付けが可能となりました。極限まで小型化を図ったことにより、取付け製品の省スペース化・軽量化に貢献するとともに、より多くの製品に“スムーズな動き” を提供いたします。
また、「TKマイクロレール」は、従来のアルミ材やスチール材に替えステンレス材を使用※することによって、小型でありながら高い耐荷重性と強度を確保し、サビ付きにも強い仕様に仕上げました。その一方で、価格面では、幅広い分野のお客様に導入いただけるよう低価格を実現しています。

高千穂交易では、この「TKマイクロレール」について、お客様の用途に合わせた3シリーズ・49バリエーションのラインアップを同時発売し、お客様の多種多様なご要望にお応えしてまいります。なお、2010年度には、金融端末や住宅設備、オフィス家具、OA機器など既存の販売アプリケーションに加え、アミューズメント機器や車両インテリアといった新たな市場にも積極的なアプローチを図り、合計20万本の販売を目指してまいります。

※標準品は、ボールベアリング部分のみSWCH(スチールワイヤーコールドヘッド)を使用しています。

【TKマイクロレールの特長】

◆ 1300S/1400Sシリーズ

・業界最小クラスの高さ14mm、厚さ6.4~12.8mmを実現したシリーズ
・業界最小クラスでありながら10kg/組の耐久性を実現
1300S:シングルスライド/1390S:リニアモーションスライド/1395S:両側トラベルスライド/1400S:フルスライドの4タイプをラインアップ

◆ 1500S/1600Sシリーズ

・高さ16mm、厚さ7.5~15mmと、小型化とレングスおよび強度のバランスに優れたシリーズ
・小型でありながら10kg/組の耐久性を実現
1500S:シングルスライド/1590S:リニアモーションスライド/1595S:両側トラベルスライド/1600S:フルスライドの4タイプをラインアップ

◆ 2000Sシリーズ

・フルスライドタイプで高さ20mm、厚さ10.5mmを実現したシリーズ
・超薄型・小型でありながら10kg/組の耐久性を実現

◆ 価格

オープン価格

【高千穂交易 産機事業部について】
“トータルムーブメントソリューション” のコンセプトのもと、主力商品であるスライドレールをはじめ、昇降システム、ダンパー、キーシステムなど、国内外の多種多様な製品群を取り揃えています。金融端末やコピー機、オフィス家具から住宅設備まで、幅広い分野で数多くのアプリケーション向けに製品を提供し、暮らしの「安全・安心・快適」を支えています。なかでも、スライドレールでは国内ATM市場において圧倒的なシェアを誇り、最近では従来の金融端末に加え、駅、デパート、コンビニエンスストア向け金融端末へと用途も拡大しています。
また、FAE(フィールドアプリケーションエンジニア)を中心に、カスタム仕様の設計や試作品の提供を行うほか、安全性、耐久性、操作性についての提案、評価試験、独自プログラムによるシミュレーション解析を実施するなど、お客様の商品開発や技術相談にお応えできる営業体制を構築しています。


このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 コーポレート統括室
担当者:田中
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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