株式会社ツルハとの防犯ソースタギングの実現に向けた協力について

当社は、株式会社ツルハとの間で、ドラッグストア業界における万引き防止のためのソースタギングの実現に向けて、両社が協力して種々の取組みを推進していくことで合意しましたので、以下のとおりお知らせいたします。
株式会社ツルハと当社は、こうした取組みを通じて、万引き犯罪のない、安心して暮らせる地域社会づくりに貢献してまいります。

近年、万引きの状況は小売の業態を問わず悪化しており、また、万引きに対する犯罪意識の低さが大きな社会問題となっています。万引きは、青少年にとって犯罪への入り口と言われており、その万引き犯罪を許容することは、青少年に間違った観念を植え付け、結果として青少年をより大きな犯罪へ導くことにも繋がりかねません。このような社会状況の中で、小売業界の企業やこれに関連する企業にとって、万引き防止に向けた毅然たる態度を示し、かつ、具体的な防護策を講じていくことは、犯罪を許さない正しい社会への貢献であり、CSR活動の一環でもあります。

すでに小売業界では、万引き防止対策として、店舗に商品監視システム（EAS）（注）が広く導入されてきましたが、店舗で商品に防犯タグを貼るため、外からタグの有無が容易に判別できるなど、その効果には限界もありました。一方、ソースタギングでは、防犯タグを商品の製造や梱包段階で商品に内蔵するため、外からタグ付け商品を特定することができません。このため、タグを不正に取り外すことができないのは勿論、タグの有無を判別できないが故に、万引き抑止効果がより一段と高まることになります。
（注）商品監視システム（EAS）とは、商品に取り付けた特殊なタグと店舗出入口に設置した防犯ゲートによって、店舗での商品の不正持出し（万引き）を防ぐシステムです。

このようなソースタギングを有効に活用していくためには、商品監視システムをより多くの店舗へ導入することが重要となります。株式会社ツルハでは、当社が販売するアコーストマグネチック方式（AM方式）の商品監視システムを既に導入していますが、今後、グループ企業も含めて拡大導入する計画です。また、株式会社ツルハと当社は互いに協力して、医薬品メーカー、化粧品メーカー、包装パッケージメーカー、印刷会社、卸売会社等に対して、日本のドラッグストア業界におけるソースタギングの実現に向けた協力をお願いしてまいる所存です。

以上