フランス S.E.S.-ESL 社製 電子棚札システムの国内販売を開始 店舗レイアウトに影響されない信頼性の高い低周波無線方式の電子棚札

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山村秀彦、証券コード:2676)は、世界の電子棚札市場でトップのシェアを誇るフランスS.E.S.-ESL社と販売代理店契約を締結し、2006年2月より同社製SES電子棚札システムを国内で販売を開始します。

電子棚札システムとは、商品陳列棚の値札(棚札)を電子化したもので、価格は液晶画面で表示されます。情報サーバーで価格を管理し、売り場の天井などに設置したアンテナを通じて棚札ラベルに価格データを伝送すれば、即座に売価表示を切り替えることができ、常にキャッシュレジスターやPOSデータと連動した正確な価格を表示することができます。

今回高千穂交易が販売開始するSES電子棚札システムは、電子棚札の主要市場であるヨーロッパ市場を中心に、10カ国で合計819店舗、1330万枚の棚札ラベルの稼動実績を持つ電子棚札市場でトップシェアの製品です。(2005年10月末現在同社統計による)
このシステムは、アンテナからのデータ伝送に低周波無線を使用しているため、柱などの店舗構造物、セールなどで多量に積まれた商品や立ち止まっている人などにも遮られずに、信頼性の高い伝送が確保できます。このため棚札ラベルの取り付け位置や角度に制約がなく、店内のレイアウト変更にも影響を受けません。
また、棚札ラベル取り付け専用レールと棚札ラベル本体のロック機構で、棚札ラベルの不正な取り外し(盗難など)を防止します。取り付けや取り外しは専用のツールで行い、操作も非常に簡単にできるほか、黄色い背景と大きな数字表示で見やすい上に、おしゃれなデザインと前面のカラーシルクスクリーンによって、お店のロゴなどオリジナルデザインにすることも可能です。

最近、スーパーなどの小売店では、競合店との競争のための売れ筋商品などの売価変更が頻繁に行われるようになり、そのコストが上昇しています。また、価格表示ミスによる損失もなかなか削減できません。更に、今後想定される消費税改定時には、すべての価格表示を一夜で修正するなど、膨大な作業が必要となります。このような課題を解決するために、食料品スーパーなどでは既に電子棚札システムの導入が始まっており、価格変更などの増大する手間を省き、店員も販売に集中できるほか、タイムサービスなど機に応じた販促が可能となります。

高千穂交易では、商品監視システム(万引き防止ゲート)において国内トップシェアの実績があり、今後はお取引のあるGMS、スーパー、ホームセンター、コンビニエンスストアなどの小売店を中心に、SES電子棚札システムを販売、価格は基本構成(棚札ラベル・サーバー・アンテナなど)で800万円から、今後3年間で300システムを販売する計画です。

【主な特徴】

・アンテナからのデータ伝送に低周波無線を使用しているため、柱などの店舗構造物、セールなどで多量に積まれた商品や立ち止まっている人などにも遮られずに、信頼性の高い伝送が確保できます。
・棚取り付け専用レールとラベル本体のロック機構で、棚札ラベルの不正な取り外し(盗難など)を防止します。
・簡易な操作だけで棚札ラベルを外さずに陳列商品変更ができます。
・送信用のアンテナは天井裏に設置されるので、天井に多くの穴を空ける必要なく設置工事が容易です。
・ラベルサイズは2種類。標準サイズ:W69mm×H34mm×D11mm、小サイズ:W49mm×H34mm×D11mm黄色い背景と大きな数字表示で見やすい上に、おしゃれなデザインと前面のカラーシルクスクリーンによって、ハイセンスな表示ができます。
・棚札ラベル表面にシルクスクリーン加工で、お店のロゴなどオリジナルデザインにすることも可能です。
・動作温度範囲が-25°Cから50°Cと広いので冷凍ショーケースなどにも使用できます。(カスタム品は更に-35°Cまで動作)
・電子棚札の主要市場であるヨーロッパ市場を中心に、10カ国で合計819店舗、1330万枚の棚札ラベルの稼動実績を持つ電子棚札市場でトップシェアの製品です。(2005年10月末現在同社統計による)

【SES電子棚札システム】システム構成

棚札ラベル:
商品陳列棚の値札を電子化したもので、価格は液晶画面で表示されます。サーバーで価格を管理し、アンテナを通じて棚札ラベルにデータを伝送すれば、即座に売価表示を切り替えることができ、常にキャッシュレジスターやPOSデータと連動した正確な価格を表示することができます。

ストアコントローラー:
商品の価格情報を管理します。

アンテナ:
売り場の天井裏に設置し、価格情報を棚札ラベルへ送ります。

電子棚札サーバ:
価格情報送信といった電子棚札システムの制御を行います。

専用レール:
商品棚の前面に設置し、電子棚札を取り付けます。

取り外しツール:
専用レールから電子棚札の取り付け・取り外しをします。

ラベルプリンター:
棚札ラベルの表面に添付する、商品名、バーコードなどをプリントします。

ハンディターミナル:
商品のバーコードを読み取り、サーバーへ商品情報を入力します。

■S.E.S.-ESL社について
http://www.ses-esl.com/
S.E.S.-ESL社(StoreElectronicSystems‒ElectronicShelfLabel)は、1990年フランスに創立され、電子棚札システム開発のパイオニア的なベンチャー企業です。1996年よりフランスにて商用電子棚札の販売を開始し、2000年には累積で1200万ラベルを販売しフランス市場のマーケットリーダとなりました。2001年からは輸出販売を開始し、現在イタリア、ベルギー、スペイン、ポルトガル、ドイツ、メキシコ、ロシア、シンガポールなど世界の10カ国で販売実績を持っています。2004年売上高1910万ユーロ(約26億4000万円)。

■高千穂交易について
高千穂交易は、1952年創立以来、世界の最先端エレクトロニクス商品・技術・サービスを日本に紹介し、数多くの企業の情報化に貢献してまいりました。「ビジネスセキュリティ」を事業コンセプトとして、ビジネス環境に「安全・安心・快適」を提供し、お客さまの企業価値増大に努めています。
ネットワーク・セキュリティやトラフィック・マネジメントなどをはじめとする情報ネットワーク・プロダクトと、商品監視システムや入退室管理システムをはじめとするセキュリティ・プロダクトを中核とするシステム機器事業、半導体・電子部品などの電子プロダクトと、スライドレール・ガススプリングをはじめとする機構部品プロダクトを中核とするデバイス事業、ならびに、付加価値の高いサポート・サービスおよびソリューション・サービスを提供するカスタマ・サービス事業を展開しています。


このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 広報 IR 担当
担当者:村木
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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