インターリンクの感圧式タッチパッドが、パナソニック「TOUGHBOOK CF-31」に採用

~「VersaPad」が、より直感的で快適なパソコン操作を実現します~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード 2676)は、当社の販売するインターリンク社の感圧式タッチパッド※1「VersaPad(バーサパッド)」が、パナソニック株式会社のフィールドモバイルパソコン「TOUGHBOOK CF-31(日本国内:本年8月より順次発売)」向けに採用されたことをお知らせいたします。

インターリンク社の「VersaPad」は、同社の特許技術である感圧抵抗技術:FSR®(Force Sensing Resistor)を用いた感圧式のタッチパッドで、感圧部に加わる圧力の増加に伴い、電気抵抗がリニアに減少する特性を持ち、例えば指がパッドに触れた・触れていないといった認識のみならず、軽く触れているだけなのか、強く押しているのかといった力(圧力)加減を正確に測定し※2、パソコンやポータブルプレーヤー等、機器の自然かつ直感的な操作を実現いたします。また感圧式タッチパッドは静電容量式に比べて、静電気による誤作動がないため信頼性が高く、ペンや手袋をつけた状態でも操作が可能なことや、湿気や液体、粉塵等の影響を受け難いことなどから、工事現場や医療現場等、過酷な環境において広く採用されています。

パナソニックの「TOUGHBOOK」シリーズは、1996年の発売以来、世界トップクラスの丈夫なパソコンとして、精密機器のウィークポイントを余すところなく攻略し続けている、耐衝撃・防滴・防塵性等に優れたノートPCです。この「TOUGHBOOK」は、米国で実施されている性能試験(MIL規格)にも準拠し、警察・消防等での採用が進むなど、フィールドワーク向けのノートPCとして、トップシェアの地位を確立しています。

今回の採用はインターリンク社の「VersaPad」が持つ特性に加え、パナソニックが目指す製品コンセプトや高品質への徹底したこだわり、そして高千穂交易の「技術提案力」が合致したことにより結実いたしました。パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」は、「VersaPad」を搭載することによって、従来品に比べて、感度や操作性が格段に向上するなど、より使い易いユーザーインターフェースを実現しています。

高千穂交易は、この度の「タッチパッド(平面上の位置+圧力)」に加え、インターリンク社が提供する「ポインティング(方向+圧力)」や、「ストリップ・リングセンサー(リニア位置+圧力)」など、FSR®技術を駆使した製品の販売および同製品のカスタムデザイン活動を通じて、民生品や産業・医療機器市場のほか、これまで感圧センサーを使用していなかったアプリケーションに対しても、積極的にアプローチを図り、2012 年度には2 億円の売上を目指します。

※1タッチパッド:ノートパソコンなどで利用される入力装置の一種で、指で触れてなぞることによって画面上の位置や方向などを指示する平面状の機器。
※2下線部:パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」にこの特長・機能は使用されていません。

【FSR®技術を駆使したタッチパッドの特長】

・通常のX軸とY軸によるマウスパッドとして動作します。
・圧力検知(Z軸)が可能です。
・適切なインテグレーションにより高い耐環境性を実現できます。
・低消費電力でESDノイズに強く、静電気による誤動作がありません。
・表面材質・色調が選択できます。
・機構的動作部がなく、破損・磨耗が起こらないため信頼性が高く、メンテナンスフリーのソリューションを提供します。

【インターリンクエレクトロニクス社(INTERLINK ELECTRONICS Inc.)について】
・設立:1985年
・本社:米国カリフォルニア州カマリロ(Camarillo)
・拠点:中国(シンセン)、日本、香港、韓国
・従業員数:85名(2010年4月)
・URL:https://www.interlinkelectronics.com/


このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 経営システム本部 コーポレートチーム
担当者:田中
TEL:03-3355-1201
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