高千穂交易、映像解析AIソリューションを提供する
AWL株式会社と代理店契約締結

 高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井出尊信、証券コード 2676)は、カメラ映像から人数や属性、行動などを、独自のエッジAI*1技術により、リアルタイムに分析しクラウド上での管理・閲覧が可能になるAIソリューションを開発するAWL株式会社と代理店契約を締結しました。

 

 近年、人口減少や高齢化に伴う深刻な人手不足などの社会環境を背景に、飛躍的な進歩を遂げるAI技術活用への期待が高まっています。特に、有力な証拠として扱われることのある映像は、ビジュアルだけでなく、人やモノの動きなど、多くの情報を持ち合わせており、AIの映像解析によって得られるデータを業務の省人化・効率化・自動化など、様々な分野において有効活用を検討する企業が増えています。その一方で、AI機能を搭載した最新システムは、専用のカメラやサーバー構築など、昨今主流となっているクラウド環境整備に多額の投資が必要となるため、コスト面の問題から導入に踏み切れないケースも見受けられます。

 

 AWL社の映像解析AIソリューションは、独自のエッジAIデバイス『AWLBOX mini』(以下、本製品)を新設するカメラだけでなく、オンビフ*2対応の機種であれば、防犯用途などで普及している既存カメラも含め、1台のAIデバイスで3台までのカメラ接続ができ、シームレスなシステム構築により即運用が可能です。また、本製品を、カメラに隣接する現場に設置することで、高速かつ安定した映像解析(エッジ処理)を実現します。そして、必要なデータのみをクラウド上に送信するため、通信量が少なく、既存のIT環境にも負担をかけることはなく、個人情報保護の観点からも安心してご利用いただけます。

 

 ご提供するAI機能は、小売業界など、様々な業界各社のご要望を受けて技術検証を重ねて開発に至ったもので、人数や属性(性別/年代)分析をはじめ、動線分析など、様々な分析機能をラインナップし、お客様のニーズに応じて使用したい機能を選択できるようにしたことで、過剰スペックにならずコストを抑えた適切なシステム提案が可能となりました。

 

 ユーザーサイドの運用面におきましても、一定の権限設定のもと、ライブ映像や録画映像を閲覧できるVMS*3機能が標準搭載されており、ネットワーク環境が確保されていれば、いつでもどこからでもリモートで現場の状況の見える化を実現します。カメラ映像や分析結果は一元管理され、1つの画面で多拠点を監視、比較することができ、現場管理における業務の効率化に貢献します。

 

 当社は、昨年から続く、世界規模のパンデミックにより急変した社会環境with/afterコロナ時代のニューノーマルに適応すべく、AWL社の本製品を中心に最適なシステム構築を行い、1年間を契約期間とする月額定額サービスの取扱いを2021年5月から開始し、今後3年間で1億円の売上を販売目標とします。お客様のDX推進の貢献を通じて、AIを始めとした新たな技術分野での事業成長を目指してまいります。

 

*1 エッジAI:末端装置(IoTデバイス)に搭載されるAI

*2 オンビフ(Open Network Video Interface):ネットワークカメラ製品間の共通規格

*3 VMS(Video Management System):監視カメラで録画した映像の保存や監視を行うシステム

 

 

 

【AWLBOX mini 仕様】

 

 

当社製品ホームページ:https://www.takachiho-kk.co.jp/awl/

このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 管理部 総務情報システムチーム
担当者:椿
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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