ロータリーダンパーの基本構造・原理

ロータリーダンパー

基本構造

オイルの粘性抵抗により発生する制動力(ブレーキ力)を利用した回転系のダンパーです。構造は上図のようになっておりオイルの粘性、ローターと本体ケースのクリアランス、オイルの接触面積等により発生する制動トルクは変化します。使用角度の制限はありません。

1-1)温度特性
ロータリーダンパーの制動トルクは、使用される環境温度の影響を受け、そのトルク値は変化します。これはダンパー内のオイルが温度の影響を受け、その粘性が変化するためです。

1-2)速度特性
ロータリーダンパーの制動トルクはその使用回転速度により、発生するトルクが変化します。一般的に回転速度が上がるとトルクは上がり、回転速度が下がるとトルクも下がります。ページ内表示の定格トルク値は20rpm回転時に発生するトルクです。

1-3)トルク発生方向
基本的に両方向でトルクは発生しますが、一部の機種で一方向のクラッチを内蔵する事で、一方向性ロータリーダンパーにすることが可能です。

製品ラインアップ

揺動ダンパー

基本構造

オイルの圧力を利用した回転系ダンパーです。上図のような構造にて、オイルの粘性、ベーンと本体ケースのクリアランス及びベーンの受圧面積により発生するトルクは変化します。また、機種によって最大使用角度が異なります。

基本特性
ロータリーダンパー同様に使用される環境温度の影響を受け、そのトルク値は変化します。基本構造はダッシュポット構造(単一オリフィス)で、回転速度が上がるとダンパー内の内圧は上昇し、トルクが強くなります。

製品ラインアップ

関連情報

お問い合わせ

お探しのロータリーダンパーが見つからない方は、お気軽にお問合せください。弊社スタッフが必要な条件・用途をお伺いした上で、最適な製品をご提案いたします。

お電話でのお問い合わせ