1)回転軸とダンパーの軸が直結の場合
基本的には蓋の大きさと質量がわかれば下記の計算式にて概算のトルク計算をする事が出来ます。
上記の計算式にて蓋が閉まる直前に発生する最大トルクを求めて試作品にて実機での動作確認した上で、実際に必要なトルクを決定します。
トルクの微調整は、ダンパーに封入するオイルの粘度により可能です。
2)ダンパー回転軸と蓋の回転軸がレバーやギアにより接続される場合は上記トルク計算結果はレバー比やギア比により変化します。
ギア比が1:nの場合、ダンパートルクは通常のn倍必要となります。
ダンパーの選定結果については、明確な判断基準はありません。落下時間を一つの基準として考える場合、60°の角度から自由落下させて、蓋が閉止するのに要する時間が2sec以上であれば、見た目にダンパー効果を感じることが可能ですが、あくまでも感覚的なものです。