スライドレールの種類・選び方

ベアリングタイプのスライドレールは、等間隔に並べられたボールベアリングを使っているため、ローラータイプのスライドレールと比べて、よりなめらかで高精度な動きが得られます。また耐久性・耐荷重性もローラータイプのものと比べると高くなっております。当社で取り扱っているスライドレールも、基本的にはベアリングタイプのものが主です。丸型ボールベアリングタイプのものもあれば、俵型のベアリングを交互に配列したクロスローラーベアリングというものもあります。

ローラータイプのスライドレールは、コロレールとも呼ばれる、軽量なスチール製のレールと樹脂製ローラーによるスライド機構が一般的です。樹脂ではなくスチール製のローラーを使ったローラーレールもあります。スチール製ローラーレールは引き出しのようなユニットの出し入れより、リニアレールのようなレール内での摺動運動（滑らせて動かす動き）に用いるガイド機構として利用されることもあります。

収納物の移動量

どれくらいの距離を移動させたいのかを確認して、適切な長さのレールを選びましょう。

レールの厚み、高さ

スライドレールを選ぶ際には重要なポイントです。設置場所に設置できる、厚みと高さのレールを選びましょう。

レールの耐荷重

規定以上の荷重を掛けた場合、レールが歪んで引き出せなくなったり、レールが壊れる恐れなどがありますので、正しい耐荷重のレールを選びましょう。当社が記載している定格荷重はトラベル及びユニット幅の中央に負荷して１～２回/日の使用に適した荷重となります。

スチール製レール

• ボールベアリング方式のため、高精度でなめらかな動きが得られます。
• 海外にも生産拠点を持ち低価格を実現致しました。
• 豊富な断面形状を取り揃えています。
• プレスフォーミング製・ロールフォーミング製、2種類の製法を持ち、お客様のニーズに合ったレールをご紹介できます。

アルミ製レール

• 高強度の材料と押し出し製法により高い耐荷重を実現します。
• アルミ製レールとスチール製レールを比較すると同一定格荷重品で1㎏／組以上装置の軽量化を実現できます。
• 衝撃荷重に対して強く、定格荷重の2倍の静荷重が瞬間的にかかってもレールが破損することはありません。

ステンレス製
マイクロレール

• 超コンパクトで軽量、スムーズな動きを実現しました。
• ステンレス材採用により、腐食にも強く高耐久となります。
• これまで使用することができなかった狭い箇所にも取付可能になりました。