業務改善・人手不足解消に有効な
3つのおすすめクラウドサービス

クラウド型RPAは、業務改善、人手不足、在庫管理の適正化等、これまでマニュアル作業で手間と感じていた業務を自動化する事が出来る技術です。

企業の人手不足が深刻化するなか、また個人の業務負担に偏りが発生しないよう、テレワーク推進、DX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタル化の導入等、業務改善策に各社大変なご苦労をされておられると思います。この人手不足の原因として、大きくは『少子高齢化』や『人材のミスマッチ』に起因すると考えられており、なんと2030年には労働需要が7,073万人もあるのに、労働共有者は6,429万人と644万人もの人手不足が予測されています(出典:パーソル総合研究所)。更に、働き方改革などの施策が相まって、人材不足の波は今後も避けては通る事が出来ない経営課題になるのではないでしょうか。このような厳しい状況の中、クラウドサービスがどのように貢献できるかをまとめてみました。

1.クラウドサービスが今注目される理由

調査会社IDC JAPANが今年6月に発表した『国内クラウド市場予測』によると、2021年度の国内クラウド市場規模は4兆2018億円で、その5年後2026年には10兆381億円と倍以上に成長すると見込んでおります。これは米国市場で先行するクラウドを優先的に検討する事を掲げた『クラウドファースト戦略』DX/データ駆動型ビジネス等が牽引すると考えられています。

また、従来のハードウェアを購入し社内に設置して運輸尾されるオンプレ型のシステムと比較し、クラウドサービスが注目される要因として、①システム導入なく、今の環境で利用を始められる、②初期導入費用を抑えられる、③不要になったらいつでも解約可能、④常にシステムを最新の状態に保てる、⑤システムの保守・メンテナンス不要になる等が挙げられております。

このように多くのメリットを受けられるクラウドサービスの中で、今まさにお客様が課題とされているであろう『単純作業の自動化』『帳票のデジタル化』『在庫・発注業務の負荷軽減』に貢献できるサービスを3種類紹介させて頂きます。

2. クラウドサービス3選

(1) クラウド型RPA『AUTORO(オートロ)』

RPA(Robotic Process Automation)は、人に代わって定期的な作業を肩代わりしてくれる画期的なソフトウェアロボットです。働き手の減少や働き方改革と言った社会的トレンドに乗り、多くの企業で導入が進んでいます。

その中でも、クラウド型RPA『AUTORO(旧名:ROBOTIC CROWD)』は、クラウド型RPAのリーディング企業で、これまで主流であったデスクトップ型RPA(ハードウェアを企業内に設置し、専用の担当者がセキュリティ面含め、運用・管理を実施)に対し、クラウド型に仕立てることで、端末のCPUを占有せずに動作させたり、常に最新の状態に更新したり、ロボットの数を容易に増減する事が出来、将来に向けて非常に拡張性の高いサービスです。

AUTROが提供するクラウド型RPAツールは、オンプレでは課題となる初期導入コストを軽減し、いつでもすぐに始められる画期的なクラウドソリューションです。

(2)クラウド型AI-OCR(自動読み取りツール)『DX Suite』

次に紹介するのは、AI技術を活用したOCR(画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する高額文字認識技術)をクラウド環境下で提供するAI-OCRと呼ばれるサービスです。海外ではICR(Intelligent Character Recognition)と呼ばれる事もある技術ですが、AIの特徴である機械学習を通して、文字の補正結果を学習、文字認識率を高めてくれます。

多くの企業では、未だ申込書や請求書などアナログで管理を行っている書類が多く残っているのではないでしょうか。これまで手入力で行っていた帳票のデジタル化をスムーズに行い、企業の課題解決に繋げてくれるのが『DX Suite』です。

dxsuite_mv

(3) 在庫管理・棚卸・発注自動化クラウドサービス『SmartMat Cloud』

毎日の業務のなかで『在庫確認・発注業務』に関わる作業も大きなリソースを取られる作業の一つだと思います。こと在庫管理は単に棚卸で正しい数量を数えるだけでなく、適正な在庫を持って顧客に商品を提供できるようになっているか、また在庫の無駄を無くして利益を最大化できているかまで確認できることが重要だと考えております。またその結果が適切な発注業務に繋がるはずです。

スマートマット(Smart Mat)Cloudは、重量をベースに自動で在庫管理が可能なIoT機器です。マットの上に在庫や備品を置くだけで、残量・残個数を自動計測し、残量データがクラウド上に保存されます。Web管理画面で一覧表示し、残量が減ったら、アラート表示・自動発注も可能なシステムとなっています。

smartmat_mv

3.まとめ

上述しました通り、今後ますます人手不足が加速し、優秀な人材の確保が難しくなってくることが予測されます。また最近では長時間労働の傾向が強い物流業界でも労働時間削減を目指した動きにより、更なる労働力確保が難しくなることが予測されている『2024年問題』等、多かれ少なかれ影響を受ける企業は多いのではないでしょうか。この状況を見据え、特に業務負荷の高い『単純作業』を自動化、効率化の準備を進めておくことは間違いではないと思います。弊社が提供する単純作業を自動化するRPA、帳票管理を自動化するAI-OCR、在庫管理を自動化するSmartMat Cloud、これらはきっと皆さまの一助になると考えております。詳しい商品の説明、資料提供、またはデモンストレーションやトライアルのご要望等、何なりとお問い合わせお待ちしております。