N型コンストンの特長(ぜんまいとの比較)
代表的な使用方法
通常、大(D4ドラム)小(D3ドラム)2個のドラムで保持します。それぞれのドラムとシャフトは、C型コンストンの場合と同様に自由に回転できるようにします。
D4ドラムとシャフトを一体にすることで、シャフトを回転力として使用することもできます。
N型コンストンの保持方法
D3ドラムへの取り付けはC型コンストン同様に、D3ドラムに固定せず巻き付けているだけです。従ってN型コンストンを規定回転数(ストローク)以上引き出すと、ドラムから外れるので注意が必要です。
D4ドラムへの固定方法は右図をご参照ください。
N型コンストンのドラムへの取り付け
出力やトルクが足りないときは、複数個のN型コンストンを組み合わせて使用することができます。
D3ドラムとD4ドラムは必ずしも同数である必要はありません。右図のように一つのD4ドラムに複数個のD3ドラムを使用することができます。
複数個のN型コンストンの組み合わせ
操作を誤りD4ドラムを過剰に回転させると、コンストンばねがD3又はD4ドラムから外れてしまい故障の原因となります。そのため、必要に応じて右図のようなストッパー機構をご検討ください。
ドラムのストッパー(回転止め)
コンストンばねの長さを増やす
比較的簡単に回転数を増やすことができます。
D4シャフトにギヤ又はプーリをセットし、変速比により回転数を増やす。
この場合、トルクは変速比に逆比例します。
N型コンストンの回転数増加
セッチング(ならし作動)を行ってから使用してください。
全ストロークを5〜10回往復させる「セッチング(ならし作動)」を行った後に、安定した出力になります。
なお、セッチングは使用される状態(取り付け後)で行ってください。ばね単体では危険です。