ガススプリング 取り扱い上のご注意

ガススプリング設定時の警告・注意

この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人命にかかわったり、重症を負うおそれがある内容を示しています。

チューブ側を上向き、ロッド側を下向きとし、垂直より60°以上傾けての使用・保管はしないでください。
ただし、自由型ガススプリングは、どの角度でも使用・保管できます。


ガススプリングが最も縮んだときに、ロッド取付部とロッドガイドの間に10mm程度の余裕を持たせてください。


この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が障害を負ったり、財産が損害をうけるおそれがある内容を示しています。

ガススプリング仕様の範囲でご使用ください。
最大長時より引っ張ったり、最小長より押し込んだ際には内機部品が破損し、内部のガスやオイルが噴出するおそれがあ ります。ガススプリングのストローク以上に装着物が動く場合、あらかじめストッパなどをつけてください。


扉の状態を保持する場合は、掛け金・支え棒などのストッパを取り付けてください。
ガススプリングは、扉などの開閉の補助を目的としており、扉などに突風や重量の増加などの外的な要素が加わると、 扉などが動いてしまうことがあります。


取付部に横荷重が加わらないように取り付けてください。また、リジッドでの取り付けは避けてください。
取付部に横荷重、ねじる方向への力がかかりますと、破損や作動不良の原因となるおそれがあります。


ガススプリングは2本対での取り付けを推奨します。その際は、左右同じものを取り付けてください。また、交換する際は、2本同時に行ってください。
1本で使用すると、扉などにゆがみを生じる場合があります。また取付部に過大な力がかかると、ガススプリング、装着物を破損するおそれがあります。


急激なスピード(目安として1m/s以上)で伸び縮みさせないでください。微振動を与えたり、微少振幅での使用はしないでください。
ガススプリングに急激な伸び縮み・微振動・微振幅を与えると、シールなどを傷め製品寿命が短くなります。


お取り扱い時の注意・警告

この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人命にかかわったり、重症を負うおそれがある内容を示しています。

水、海水、洗剤、薬品等がかかる場所に使用しないでください。
薬品等により、シール等の部品が劣化して、ガスおよびオイルが漏れて、ガス反力低下の原因となる場合があります。


ごみ、ほこり、粉塵、砂、泥、溶接スパッタなどが付着するおそれのあるところでは使用しないでください。またガススプリングを塗装しないでください。
ダスト噛み込みにより、ガス漏れおよびオイル漏れの原因となります。


この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が障害を負ったり、財産が損害をうけるおそれがある内容を示しています。

ビニールなどの梱包材を取り外してから、ガススプリングを取り付けてください。
梱包材がロッドとシールの隙間に噛み込み、チューブ内のガスおよびオイルが漏れて、ガス反力低下の原因となる場合があります。


取り扱いはていねいに行ってください。
取り扱い中、ガススプリングに強い力を加えると、ガススプリングが損傷し、作動不良の原因となります。また、ガススプリングを落下させる・ぶつけるなどの衝撃を与えないでください。ロッドに傷、打痕があるとシールが破れ、ガス漏れおよびオイル漏れの原因となります。


ロッドガイドをチューブに押し込まないでください。
チューブ内のガスおよびオイルが漏れて、ガス反力低下の原因となります。


最大長でロッドを回転させないでください。
内機部品を傷め、チューブ内のガスおよびオイルが漏れて、ガス反力低下の原因となります。


最大長でロッドを回転させないでください。
内機部品を傷め、チューブ内のガスおよびオイルが漏れて、ガス反力低下の原因となります。


注油しないでください。
ロッド部に潤滑油などを注油するとシールを傷め、チューブ内のガスおよびオイルが漏れて、ガス反力の低下の原因となる場合があります。


周囲温度は-20℃から+60℃の範囲内で使用・保管してください。
周囲温度により、オイルの凍結、ガスの膨張により破損のおそれがあります。


ロッドに傷をつけないでください。
ロッドに傷をつけるとシールが損傷し、チューブ内のガスおよびオイルが漏れて、ガス反力低下の原因となります。


ガスまたはオイル漏れが発生した場合、直ちに使用を中止し、ご購入元へご連絡ください。
特に自由型ガススプリングについては、オイルが漏れたときガス反力が高くなり、取付部などが破損するおそれがあります。


廃棄上の注意

この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人命にかかわったり、重症を負うおそれがある内容を示しています。

ガススプリングはボール盤に水平にしっかり固定した上で、チューブの取付部側端面から20~30mmの位置に2~3mmのドリルで穴を開け、ガス抜きを行った後廃棄してください。このとき内部のオイルや切粉が内部圧縮ガスにより飛散するおそれがあるため、必ず保護メガネをかけて作業してください。また、廃棄する前に必ずロッドを縮めて、伸びてこないことを確認し、内部のガスが抜けきっていることを確認してから廃棄してください。ただし、オイル漏れ等の異常が見受けられる場合には、購入元へお問い合わせください。


火中に投じないでください。
ガススプリングに封入されている窒素ガスは不燃性ですが、火中に投じると、高温によりシールやロッドガイドが軟化・破損し、チューブ内のガス膨張により破裂したり、オイルが噴出し非常に危険です。
絶対に分解しないでください。
圧縮された窒素ガスが封入されていますので、分解するとガス、オイルが噴出し非常に危険です。
廃棄時に分解される際は、上記の方法にてガス抜きを行ってください。