
理事長 佐藤昭
高千穂交易は1952年(昭和27年)に設立され、間もなく70周年を迎えることとなります。
going concern(企業の継続的発展)が言われますが、私の入社当時(1971年)世界には、数多くのコンピュータメーカーがありました、現在その名前が残っているコンピュータメーカーはIBMだけです。大手商社が設立した情報関連子会社も会社名も変わり多くが業態を変化させています。
高千穂交易もご多分に漏れず大きなうねりを経験してゆきました。
特に1988年(昭和63年)の、バロース部門の分離は、当社が飛躍的発展を遂げた大きな柱であっただけに影響は大でありました。その後の厳しい経営環境の中で経営者と社員が一丸となり業績回復に取り組み、東証1部上場を果たすことが出来たことは、高千穂交易を経験した者にとってとても慶ばしいことでした。
設立当時から高千穂学校と同業者から言われた厳しい教育と、野武士的営業と恐れられた粘り強い精神力があった所以と思っています。
この度、高千穂同友会の理事長という立場となり、OB/OGの会員の皆様とは過去を振り返りながら、これからの高千穂交易に思いを馳せ,現役の皆様方には、高千穂70年間に培ったDNAを生かし、新たな未来創造に取り組まれることを期待いたしております。
2020年3月