1939年入社の蓮生重剛氏が書かれた3冊の書を読む機会があり
ここに、ご紹介いたします。
尚、この本は何冊か在庫があると伺い、
同友会総会時に特別価格にてご提供いただくことになりました。
高千穂交易には、私が入社時代(S36年)は6,000名の社員がおり
奇人・変人も多くいると聞いておりました。
ご紹介の、蓮生さんはその中のお一人かも。
昨年の総会時、私は司会進行の係をしておりました、
宴もたけなわ、蓮生さんが私の司会席の横に来て、
突然、歌を歌いたいから皆に聞いてほしいと言い出しました、
プログラムにも予定はないし、そもそもカラオケのセットもない
先輩のことなので、丁寧にお断りしようと思いきや、
風貌に似合わぬ押しの強さ、何を歌うのかな軍歌・演歌じゃ
場違いだし、と恐る恐る曲目を聞いたところ、「オーソレミオ」
まあ、会場のレストランも「イタリアン」でもあり歌っていただきました。
最後まで原語で歌いこなされ、会場は拍手喝采でした。
2004年6月25日発行
昭和6年香川県の寺の住職の長男として誕生。
世間から隔離状態で幼少期を過ごしたことが
彼のこれまでの人格形成の原点になっている。
30ページ程読み進むと、私が奇人・変人と
表現したことが、他の方々の感じ方
(ご自分も認めている)も同じであるとホットします。
高野山高等学校数学教師を経て高千穂交易入社、
以降技術の将来の将来、企業の将来、世界の将来に
育まれた仏教の教えを加え記述されています。
10数年前に書かれた未来像に、現在を当てはめて
読むのも楽しい。
2005年12月25日発行
高千穂交易入社から漢字プリンターの開発
その後CSC社から日本アウトソース㈱設立までを
当時の上司・部下が実名で登場、思い出深いお名前が
出てきます。
2017年2月20日発行
かれこれ、10年ぶりの発刊TOPに
日本の苗字という章から始まり佐藤が
全国1位で人口の約1.5%、1,893,000人、
秋田県には県の人口の8%が佐藤、私の苗字の
ルーツを平安時代にさかのぼって解説され
思わずのめり込みました。
話題の広さは、この苗字から始まり、科学・
経済・文化・政治とあらゆる分野の面白話に
展開、同窓会の集まりなどで、つい受け売り
してしまいます。
2016年総会時「オーソレミオ」を歌う蓮生氏
蓮生 重剛(はすお しげつよ)略歴
昭和6年5月27日生(花生山蓮花院西教寺長男)
昭和24年4月和歌山県高野山高校教諭
昭和39年4月高千穂交易㈱入社:電子計算機営業部
漢字プリンター開発リーダーとしてTK2400漢字プリンターを完成
昭和47年9月ヨーロッパ長期出張
昭和47年12月シー・エス・シーに移籍
昭和49年1月渋谷コンピュータ・サービス代表取締役就任
昭和62年6月「私の三密ノート」を著作
平成10年6月渋谷コンピュータ・サービスから日本アウトソース㈱に社名を変更
趣味
将棋、囲碁、美術、音楽鑑賞、声楽