時差の関係で朝5時は日本時間の朝8時15分、なので「早朝」と言ってもちっとも眠くありません。とにかく早くカトマンドゥ空港国内線ターミナルへ急がなければなりません。マウンテンフライトというヒマラヤ山脈を空から眺めるための遊覧飛行に出るためです。飛行機が飛ぶかどうかは日の出時の天候で決まります。ヒマラヤが見える天候なら飛ぶが見えそうになければ飛びません。飛ぶと決まれば1本しかない滑走路から連続して次々とたくさんの遊覧飛行の飛行機が飛び立ちます。幸いこの朝はとても良い天気で飛びました。我々二人が買えた切符は2番機の6:30発でしたが実際には7時に出発しました。
飛行機(双発プロペラ機)は10人ずつ3列の30人乗りですが、遊覧飛行では20人しか乗せず真ん中の列は使いません。つまり、全員が窓際に座るようにしています。
飛び立つとまっすぐ東へ向かいます。エヴェレストが前方に見えるところまで約15分飛んでそこから引き返す半時間の飛行です。往きは左側の席が北側のヒマラヤ山脈になります。右側に座った私どもは南側のつまらない景色を眺めるしかありません。
前方にエヴェレストが見え始めるとコックピットのドアが開けられて一人ずつ順番にコックピットに30秒間ぐらいずつ入れてもらえます。2人のパイロットの肩越しに前方に見えるエヴェレストを眺め写真を撮ります。全員がエヴェレストを見終わると帰路につきます。今度は私が座っている右側席がヒマラヤ側になります。7000m 8000m級の山々を見ていると6000m級の山がとても小さい山に見えてしまいます。
好天に恵まれ