IC(アクティブ)タグ利用の通学及び校内セキュリティシステムの実証運用を開始

~本格運用に向け大阪府と共同推進、吹田市の公立中学校でPTA・地域も参画~

当社と子会社(株)エスキューブは、「アクティブICタグ」を利用して生徒の通学や校内での安全を確保するセキュリティシステムの開発を、大阪府等と協力して進めてまいりました。このたび同システムの本格運用に向け、吹田市教育委員会、学校及びPTAや地域の協議会等の参画のもと、吹田市内の公立中学校及び地域において、本格運用に先立つ実証運用を、下記のとおり実施することになりましたのでお知らせいたします。
今回のセキュリティシステムは、大阪府など産官学が参加する「大阪安全・安心まちづくり支援ICT活用協議会(略称:大安協だいあんきょう)」が、政府の都市再生本部(本部長:内閣総理大臣)の全国都市再生モデル調査に採択された『IT(ICタグ)を活用した生徒の安全・安心確保システム構築事業』として推進し、新しい防犯モデルを創出するもので、大規模施設の入退室管理システムと商品監視システムトップの運用ノウハウと技術を持つ当社がシステム構築で全面参画しております。
今回構築した「アクティブICタグシステム」は、非常時の生徒の居場所確認やアラームとその情報の自動発信機能、他の機器と連動させることができる機能のほか、学校内への不審者侵入検知ができるなど、多くの特長を持っております。
特に、(株)エスキューブが開発した「無線アクティブICタグ」は、タグの電池寿命が1年以上の長時間、タグ自体がアラーム信号に加えてアラーム音を発報するなどの国内初の性能と機能を持つほか、認識距離が長いなど、他のシステムが有さない特長があります。
これにより、従来の個別セキュリティから、全国に先駆けて総合的なセキュリティシステムが実現いたしました。

1.実証試験運用の主な内容

(1)実証システム概要:「実証システム概要図」と「アクティブICタグ」写真をご参照ください。

(2)2005年12月~2006年3月
①防犯ブザー付きアクティブICタグを配布・携帯
②校門に防犯カメラとアンテナの設置・ICタグと連動(ICタグを携帯しない人が通過すると警告・自動録画)
③フェンスに防犯カメラを設置
④登下校情報の記録(希望する保護者には校門通過情報をメール配信)
⑤校内での緊急事態発生時には防犯ブザーを使用し、アンテナと連動して情報管理センターが保護者・学校など関係者に連絡

(3)2006年4月以降(期間・取り組み内容の拡大):通学路にアンテナ設置など

(4)参加予定人数
①2005年12月~:希望者約160人
②2006年4月以降:希望者全員

2.当社グループの役割

今回のセキュリティシステム構築は、当社が中心となって、当社グループの有するセキュリティシステム構築のノウハウ・技術・商品開発を核に行いました。今後の実証運用及び本格運用についても、ご協力される多くの方々及び団体のご意見を取り入れながら、各位がご満足されるシステムを目指し、安全で安心できる環境つくりを実現してまいります。
また、当社は、重要施設への入退室管理システムや商品監視システム国内最大手としての運用実績を有し、防犯タグ・アンテナとカメラ及び記録装置などのセキュリティ連動システムを多く設計・構築しており、今回のシステムは、学校内への不審者の侵入検知を実現するなど、当社が得意とする分野であります。
また、(株)エスキューブは、国内初の自鳴式タグを開発した技術力を活かした「無線アクティブICタグ」を開発し、これにより、一つのアクティブICタグで、1年以上電池交換無しに非常時の生徒の居場所確認や自動通報・ブザーなどができるなど、各種機能を有しております。

3.添付資料:

大阪府の発表資料を添付します。

以上

報道資料提供はこちら

このニュースリリースに対するお問い合わせ

TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

資料ダウンロードはこちら