高千穂交易、VASCO Data Security Japan社と代理店契約締結

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード2676)は、株式会社VASCODataSecurityJapanと代理店契約を締結、ワンタイムパスワード※製品の販売を5月より開始しました。

VASCO社のワンタイムパスワード製品は、単一のプラットフォーム上で、ハードウェア･トークン、ソフトウェア・トークンなどの幅広い製品に対応することができるほか、拡張性のある包括的な二要素認証ソリューションによって、ネットワークアクセス環境における堅牢なセキュリティ性を提供することが可能となります。また、製品のカスタマイズなど豊富なオプション機能を有しつつ、良好なコストパフォーマンスを実現しています。

昨今、ユビキタスネットワークの広がりにより、企業ではリモートオフィス、国内・海外出張、在宅勤務など、様々なビジネスシーン・ワークスタイルに対応した「いつでもどこでも安全・快適に仕事が行える執務環境」へのニーズが増加しています。企業はリモートアクセスの導入などにより、そうした利便性・柔軟性の高い執務環境を実現していますが、一方で、より強固なセキュリティ認証への関心が急速に高まっています。

高千穂交易は、これまでSSL-VPN製品の構築実績など、企業ネットワークにおけるセキュリティソリューションを推進し、安全で快適なネットワークを支える事業を展開してまいりましたが、今般のワンタイムパスワード製品の販売により、さらにネットワークセキュリティ事業を強化し、企業の「安全・安心・快適」を追求、実現してまいります。

高千穂交易では、代理店契約締結後の第一段として、企業向けリモートアクセスの認証に特化した認証トークン「DIGIPASSGO6（デジパスゴーシックス）」およびサーバ側ソフトウェア「VACMANMiddleware（バックマンミドルウェア）」をパッケージ化した「DIGIPASSPACK（デジパスパック）」の販売を進めてまいります。DIGIPASSPACKは、小規模ネットワーク向けシステム（10ユーザー）からご提供しており、初年度100セットの販売を目指します。

※ワンタイムパスワードとは
一度限りで無効となるパスワードを生成することでセキュリティを強化した認証方式です。万一パスワードが盗まれても、同じパスワードでは二度とアクセスできないため、第三者による不正アクセスのリスクを軽減することができます。ワンタイムパスワードシステムは、使い捨てのパスワードを生成・表示するハードウェア（トークン）と、認証を行う認証サーバで構成されます。

【トークンの特長】

・ワンタッチ操作でワンタイムパスワードを生成
・[パスワードを知っていること]に加え、[DIGIPASSをもっていること]による強力な二要素認証
・DIGIPASSの時刻／イベントベースのアルゴリズム
・サーバ認証もオプションで対応
・ワンタイムパスワード（OTP）のパスワード長、OTPの更新間隔(時刻ベースのアルゴリズムの場合)、ウェルカムメッセージのカスタマイズが可能
・企業ロゴ、商標、企業カラーを使用するカスタマイズが容易(5000ユーザーから対応可)
・不正操作の痕跡が明白

【トークンの主な仕様】

・重量：14g
・寸法：9.8×25.9×62.7mm
・ディスプレイ：8文字のハイコントラストLCDディスプレイ
・キーパッド：ワンボタン
・DIGIPASSアルゴリズムに時刻を指示するリアルタイムクロック
・サポートする暗号アルゴリズム：DES,３DES,AES
・サポートするアルゴリズム：
DIGIPASS時刻ベースおよびイベントベース
OATH/HOTPイベントベース(オプション)
・電池：交換不可、設計寿命7年