高千穂交易、米国VeloCloud Networks社と国内販売代理店契約を締結

ネットワークの管理を簡素化し、拠点間及び各種クラウドサービスへの
アクセスを簡単且つセキュアに実現する次世代の
『クラウド配信・管理型SD-WANサービス』を販売開始

高千穂交易株式会社(本社東京都新宿区、代表取締役社長戸田秀雄、証券コード2676)は、Software Defined Wide Area Networking(以下、SDWAN)の先駆者である米国Velo Cloud Networks,Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Sanjay Uppal、以下VeloCloud社)と、日本国内における一次販売代理店として代理店契約を締結し、6月7日より同社の『クラウド配信・管理型SD-WANサービス』の販売を開始いたしました。

近年、企業のネットワークは増え続けるデータ量に対応するため、データセンターへの移行やストレージ環境の構築が進みつつあります。また、業務の効率化を目的として映像や音声を活用したコミュニケーションツールの利用や、仮想デスクトップ、ならびにオフィス365、セールスフォース・ドットコム、アマゾン・ウェブ・サービスといったパブリック・クラウドサービスの利用など、広帯域で遅延の影響が少ないネットワークを必要とするICT(Information Communication Technology)システムの利用が増えています。しかし、多くの企業では現在、通信業者の閉域網のネットワークサービスを利用して拠点間の通信網(WAN)を構築したり、本社やデータセンターを経由してクラウドサービスの利用やインターネット環境へのアクセスを行っているため、帯域の不足や遅延によるレスポンスの悪化、帯域増加に伴う費用負担が課題となっています。また、一方で安価で広帯域なインターネット回線を拠点間のWANに利用する手法では信頼性や安定性に課題があります。

当社がこの度販売を開始するVeloCloud社の『クラウド配信・管理型SD-WANサービス』は、SDN(Software Defined Networking)テクノロジーをベースに、①クラウド上に配された管理コンソール『VeloCloud Orchestrator』、②通信経路を制御する『VeloCloud Gateway』、そして、③拠点に設置する専用端末『VeloCloud Edge』の3つによって構成され、従来の拠点間ネットワークの概念とは異なる次世代のWANとして、安価で広帯域なインターネット回線を有効的に利用しながら、効率的に、より信頼性の高い安定した拠点間ネットワークを提供します。また、このサービスを通じて、お客様はICTシステムのレスポンスを向上させることが出来るとともに、より簡単に、セキュアに、効率的に、そして安価に拠点への展開と各種クラウドサービスへの接続が可能になります。

この『クラウド配信・管理型SD-WANサービス』は、当社が現在販売数を伸ばしているクラウド型無線LANシステム「Cisco Meraki」の補完ソリューションとなっています。当社は、これまで培ってきたその販売網を活かし、国内のキャリア、サービスプロバイダーのサービスプラットフォーム、そして拠点間ネットワークの再構築を検討する企業を対象に、お客様の管理負荷の低減と効率化を図る提案を進め、2018年度までの3年間で100ユーザーの獲得を目指してまいります。
尚、6月8日(水)10日(金)に千葉幕張メッセにて開催中のインターロップTokyo2016(http://www.interop.jp)でこのサービスを紹介しています。

※SDN:ハードウェアに依存することなくソフトウェアによって定義されたネットワークを構築する新たな概念。

【VeloCloud 社 クラウド 配信・管理型 SD-WAN サービス の概略図】

【VeloCloud 社 クラウド配信・管理型 SD-WAN サービスの特徴 】

■ 動的に複数回線を最適化<◆ 1参照>
■ 分散型クラウドゲートウェイによる通信制御<◆ 2参照>
■ クラウドによる一元管理
■ VPNネットワーク及び通信の可視化が可能<◆ 3参照>
■ 拡張可能な各種仮想サービス(CloudVPN、Smart QoS、Application&Webセキュリティサービス、アクセスコントロール等)
■ サードパーティー(ZscalerやWebsence)との連携によるセキュリティの強化

◆ 1動的に複数回線を最適化
専用線やIP-VPN、ブロードバンドインターネットといった複数のインターネット回線を仮想的に1本の論理ネットワークにし、利用するアプリケーション毎に最適な回線をリアルタイムで自動選択することで全てのネットワークを効率的(アクティブアクティブ)に使用することが可能。

◆ 2分散型クラウドゲートウェイによる通信制御
クラウド内に分散的に配されたVeloCloud Gatewayを介して各種クラウドサービスへ通信を最適化し、且つダイレクトにアクセスが可能になるため、オフィス365、セールスフォース・ドットコム、アマゾン・ウェブ・サービスといった各種パブリック・クラウドサービスへのアクセスの際のレスポンスが大幅に改善。

◆ 3クラウドによる一元管理と通信の可視化
クラウドから提供される統合管理ツールであるVeloCloud Orchestratorからの一括自動編集機能により、拠点へのプラグ&プレイによるゼロタッチでの展開と、導入後のノードの状態や回線品質状況ならびに帯域の使用率、使用アプリケーションなどを可視化する事ができ、管理をシンプルにすることが可能。

VeloCloud Orchestratorのダッシュボード(管理画面)

【VeloCloud 社 CEO Sanjay Uppal 氏 からのコメント 】

今回、日本市場でクラウド配信・管理型SD-WANサービス展開するにあたり、高千穂交易株式会社とパートナーシップを構築できたことを非常に嬉しく思います。また、高千穂交易は多くの企業やサービスプロバイダーととても強力なリレーションシップを持っており、常に彼らのニーズに合うベスト・オブ・ブリードなネットワークソリューションを提供してきた歴史があるため、これから一緒に日本でSD-WANビジネスを成長させることを楽しみにしています。

【VeloCloud Networks Networks,Inc(ベロクラウド・ネットワークス)について】

住所:295N.Bernardo Ave,Suite 200 Mountain View,CA 94043
設立:2012年
代表者:SanjayUppal(CEO&Co-Founders)
URL:http://www.velocloud.com/

米国VeloCloud社は、「WAN.Reinvented.企業WANを再構築する」を企業コンセプトとして、SDNテクノロジーをベースに2012年11月に設立。そして、同社はクラウド配信・管理型SDWANのパイオニアとして、専用線やベストエフォート型回線、LTE回線を用いてWANの展開を自動化し、且つパフォーマンスも向上させることで、近年増加している企業拠点間ネットワークの展開をシンプルにすることを目指しています。
そして現在では、このソリューションは全世界の150を超える企業で既に採用されており、ここ数年で非常に注目を集めています。また、今年度に米国ラスベガスで開催されたインターロップ2016においても、Bestof Interopのファイナリストに名を連ねています。

※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です。

このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 管理本部 総務チーム
担当者:矢田ヶ谷
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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