高千穂交易、新たなロック機構を搭載したアルミ製スライドレールの販売を開始

~ロック機構を一新し、利便性と強度を高めた製品の開発で特許出願中~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード2676)は、従来取り扱ってきたロック機構付きスライドレールにおいて、更なる強度と使い易さを追及し、ロック機構部分を一新した新製品の独自開発に成功し、その販売を開始致しました。

一般にロック機構付きスライドレールは、レールを限界まで引き出した際にロックが掛かる仕組みになっています。当社ではこれまで、洗面台の足元に取り付けられた収納タイプの幼児向けスライド式踏み台にこの機能を提案し、販売してきました。幼児に安全に洗面台を使用いただくため、引き出した踏み台を、両サイドに取り付けたスライドレールのロック機構で固定できるようにしたものです。

しかし、従来、ロックを解除し踏み台を収納する際には、両サイドに取り付けられたレール上にある解除ボタンを、それぞれ両手で押しながら戻さなければならない不便さがありました。今回開発した新しいロック機構は、そのレール毎のロック解除ボタンを廃止し、両サイドのレールの間に1本のレバーを取り付けることでロック解除を行えるようにしました。踏み台の引き出しに手を掛ける際に自然と手の触れる位置(引き出す台の下側手前)にレバーを配置し、それを持ち上げることで、片手で簡単且つ見た目にも自然にロック解除を行うことが可能となります。

また、従来のロック機構はレールに内蔵されたタイプで、外観は通常のスライドレールと変わらない汎用のスチール製であるため、耐荷重に制限があり、前述の踏み台にも補助としてキャスターなどを取り付ける必要がある点が課題でした。しかし、新製品では材質を従来のスチール製から高耐荷重用のアルミ製へ替えることにより、一般成人の体重にも耐えることのできる強度を実現し、キャスターなどの補助を取り付ける必要もなくなりました。

当社では、この新しいロック機構を付帯したスライドレールについて、2013年11月に特許出願を行っており、今後は洗面台の収納式踏み台のほか、靴を履き替える際の腰掛け用玄関ベンチなど、主に住宅設備への提案活動を進めていく予定で、来年度は1,000万円の売上を見込んでいます。また、現在は一種類のアルミレールのみの販売となっていますが、今後は多種・多サイズに亘って開発を進めていき、あらゆる場面での可能性を想定して幅広い分野への販売展開を図っていく方針です。

【新ロック機構付きアルミ製スライドレールについて】

◇特長

・幼児や高齢者でも片手で簡単にロック解除可能
・静荷重で200kg程度の負荷にも耐え、引き出した台にキャスターなどを付けなくても台を支えることが可能

◇寸法

・レングス:300mm
・トラベル:304.8mm
・厚み:21mm
・高さ:94mm

◇重さ

・約1.5kg(2本で約3kg)

◇ロック解除方法(写真は玄関ベンチ試験品)

このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 経営システム本部 総務チーム
担当者:矢田ヶ谷/田中
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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