高千穂交易、小売業向けに映像センシング・クラウドサービスの取扱いを開始 第一弾として、『男女年齢識別サービス』、『店内行動（棚寄付き）計測サービス』の販売をスタート

高千穂交易株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：戸田秀雄、証券コード：2676）は、映像解析ソリューションのリーディングカンパニーである株式会社構造計画研究所（本社：東京都中野区、代表取締役CEO：服部正太、証券コード：4748）と提携し、小売店舗内での録画映像をコンピュータ解析し、販売促進支援の観点から数値化した分析結果をWEB上でタイムリーに提供する、小売業向け『映像センシング・クラウドサービス』の販売を、本日より開始いたします。

昨今、小売業では競争の激化に伴い、「来店客数に応じた店員の配置」をはじめ、「来店客の性別・年齢に応じた商品の品揃え」、「来店客の行動に合わせた商品陳列」といった、より合理的な販売の仕組みづくりが求められています。特にアパレル分野では、「来店客が売場に興味・関心を抱く→売場を回る→商品を手に取る→商品価値を理解して購入する」という、一連のプロセスを想定した店舗づくりの手法「VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング) 」が注目されるなど、店内の展示構成が販売促進の重要な鍵として位置付けられるようになっています。すなわち「十分な数のターゲット顧客が来店しているか」、そして「その顧客がどのようなプロセスで購買（非購買）を決定したのか」など、販売のポテンシャルを把握するためのより詳細なデータが、今店舗にとって最も必要な情報と言えます。

こうした中、高千穂交易では、『映像センシング・クラウドサービス』の第一弾として、『男女年齢識別サービス』および『店内行動（棚寄付き）計測サービス』の販売をスタートさせました。

『男女年齢識別サービス』とは、店舗の入口にカメラを設置し、その映像から来店客の性別や年齢層（十歳単位）をリアルタイムに判定するサービスで、時刻・曜日・季節毎の来店客パターンを男女・年齢別にデータ化することにより、店舗側はその来店客層に沿った商品の選択・陳列・タイムセール等を、より効果的に実施することができます。このサービスは、計測作業者が都度替わることの多い人手による計測と異なり、判定基準が常に一定であるため、来店客の傾向やその変化をより正確に把握することが可能です。

他方、『店内行動（棚寄付き）計測サービス』は、陳列棚・什器の天井部に設置したカメラの映像を分析することで、来店客の陳列商品への接触時間や頻度等をリアルタイムに計測するサービスです。このサービスを利用することによって、店舗側は顧客行動を客観的かつ精緻に把握することができ、棚に並べた商品の人気具合と実際の売上との比較や、来店客の導線を意識した展示方法の検討など、より効果的・具体的な販売戦略の展開に繋げることができます。

高千穂交易では、この『映像センシング・クラウドサービス』を、国内トップシェアを誇るEAS（商品監視システム）でお取引のある小売業のお客様を中心に、今後2年間で1,000店舗での導入を目指してまいります。

【映像センシングサービス 概略図】