高千穂交易株式会社(本社東京都新宿区、代表取締役社長戸田秀雄、証券コード2676)は、セキュアID認証ソリューション世界最大手である米国HIDGlobal社の新ソリューション『HID Mobile Access®』の販売を、国内で初めて開始致しました。
現在、入退室管理システムの認証装置で一般に普及しているのはIDカード認証方式とされていますが、今回当社が新たに取り扱いを開始したHIDMobileAccess®は、IDカードの代わりに、今やビジネスに必要不可欠となったスマートデバイス(Android™やiOS®対応)を活用し解錠と入場を可能にした、革新的且つ利便性を伴ったソリューションです。
管理面では、専用IDカードの発行や貸出・返却処理、廃棄処理業務など物理的なカードの管理が不要となり、管理者の業務負担およびコストが削減されます。ID(個別認識情報)自体はセキュアなクラウドベースの管理マネジメント・システム*1によって安全に管理され、ユーザーがデバイスを紛失した場合などのIDの無効化や新たなIDの発行を遠隔で操作することができ、運用効率を高めます。
実際の運用では、HID Mobile Access®対応リーダー機器と組み合わせ、通常のIDカードのような近接タッチによる認証および解錠(“タップ”モード)はもちろん、NFCやBluetoothの通信対応によって離れた場所からでも認証・解錠ツイストゴー2モード)が可能となりました。
また、このソリューションは標準的なデータ・インターフェースであらゆる入退室管理システムとの接続を前提に開発されているため、既設システムのカードリーダーの交換・追加によって簡単にモバイルアクセスを使用することが可能となり、一方で既存IDカードやバイオ認証機との併用利用にも対応しています。
スマートデバイスの活用により、例えばホテルの客室や貸オフィスなど、一時的な
カードや鍵の貸し出しが必要となる分野において、カード等の受け渡しが不要となるため、顧客利便性の向上が期待できます。また、工場や駐車場などのシーンにおいては、(“ツイスト&ゴー”*2モード)の利用により車両に乗った状態でも解錠が可能になるため、作業効率が格段に向上します。
当社では上記のような分野への展開を中心に本格的な法人向けモバイルアクセス・ソリューションとして販売提案を進めてまいります。今後は、まずインフラの整備としてHI DMobile Access®対応リーダー機器をリリースし、初年度には対応リーダー機器500台の販売を目指すとともに、順次モバイルIDライセンスの販売を行ってまいります。
*1 HID Security Identity Services™ポータルを通じて無線によるモバイルIDの安全管理を実現します。
*2 HID Global社の特許技術で、離れたところからスマートデバイスをリーダーに向け、時計回りに90°回転し素早く戻す動作によって、リーダーに情報を読み取らせ解錠する。
■革新的
●標準的な通信技術(NFC、Bluetooth)を活用することで、iOS®やAndroid™に準拠するスマートフォンでの運用が可能となりました。
■利便性
●IDカード発行にかかる手間やコストが不要になりました。
●スマートデバイスを利用したツイストゴー”ジェスチャーによって、カードリーダーから離れた場所でも簡単にドアを開けることができ、安全性と利便性を共存させました。
●リーダーは、Seos®、iCLASSSE®、標準的なiCLASS®、MIFARE®、DESFire®、HIDProx®に対応しています。
■リアルタイム性
●新たなIDの発行やユーザーがデバイスを紛失した場合など、セキュアなクラウドベースの管理マネジメント・システムを通じて、スマートデバイスに対しモバイルIDの発行や無効化をリアルタイムで行うことができ、業務効率の向上も実現します。
このニュースリリースに対するお問い合わせ
高千穂交易株式会社 管理本部 総務チーム
担当者:矢田ヶ谷
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp
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