高千穂交易、マルチホーミング機器「iSurfJanus」の新型モデルを発売

~ 最新のハードウェアを採用し、通信サービス品質(QoS)やセキュリティ機能を強化 ~

高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード:2676)は、香港CellTechnology社製マルチホーミング機器「iSurfJanus(アイサーフジェイナス)シリーズ」(注)の新型モデルとして、4月1日より、「iSurfJanusRX3/RX3-BP」(ミドルレンジ・モデル)及び「iSurfJanusCX」(ローエンド・モデル)の販売を開始いたします。

近年、eビジネスや企業等の通信システムにおいて、ネットワークの障害やスピードの低下がビジネスに重大な影響を及ぼすことから、複数の通信回線を用意すること(ネットワークの冗長化)によって可用性を高め、アクセス回線の帯域の増強により通信トラフィックを分散して高速化を図る、マルチホーミング技術が注目されています。
iSurfJanusシリーズは、高度なロードバランス(負荷分散)機能やフェイルオーバー(障害時の切り替え)機能を低価格で提供し、ISDN、フレームリレーや専用線など既存のネットワーク環境にほとんど変更を加えることなく、光ファイバー回線やADSLに代表される低価格なブロードバンド回線を容易に組み合わせることが可能です。また、各種設定は、コンソールターミナルからWebベースのGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)で行うことができます。

今回発売した新製品の「iSurfJanusRX3/RX3-BP」、「iSurfJanusCX」は、永らくご愛顧頂いてきた現行モデル「iSurfJanusRX2/RX2-BP」、「iSurfJanusDX」の後継機種となります。新製品は、最新のハードウェアの採用により、従来の機能に加えて、通信サービス品質(QoS、帯域制御により一定の通信速度を保証する技術)やセキュリティ機能の強化を図りました。これにより、コストパフォーマンスの高いマルチホーミング機器として、従来以上に市場をリードしていくことが期待できます。

機能面をやや詳しくみると、ミドルレンジ・モデルの「iSurfJanusRX3」は、10/100/1000Base-T用のLAN/WANポートを合計4ポート備え、ADSL、FTTH、専用線など最大3回線まで統合できるほか、インバウンド及びアウトバウンドの両トラフィックで、ロードバランシングとフェイルオーバーが可能です。
また、同じくミドルレンジ・モデルの「iSurfJanusRX3-BP」は、ハードウェア・バイパス機能を備えており、ハードウェアの障害時にも経路のバイパスによって通信が継続でき、ダウンタイムをより少なくすることができます。

iSurfJanusシリーズには、今回発売したモデルのほか、大企業の本社/センターシステムはもちろん、データセンターや大学、官公庁にも対応可能なハイエンド・モデル「iSurfJanusTX」もラインアップされており、業種、業界を問わず、数多くのお客様に採用されております。

高千穂交易では、iSurfJanusシリーズ全体として、今後3年間で1,000台の販売を見込んでおります。

(注)iSurfJanusシリーズは、2004年6月、高千穂交易が米Amplify.net(アンプリファイネット)社から特許権、製造権などを取得。その後、2009年に、香港Cell Technology(セル・テクノロジー)社へその権利を譲渡し、現在は、高千穂交易が国内の総販売代理店として提供している製品です。
高千穂交易は、1999年から本製品を販売しており、国内では約800社に2,000台以上の導入実績があります。

【「iSurfJanusRX3/RX3-BP」・「iSurfJanusCX」概要】

◆販売開始:2009年4月1日
◆出荷開始:2009年4月1日
◆販売価格:
iSurfJanusRX3848,000円(税別)
iSurfJanusRX3-BP948,000円(税別)
iSurfJanusCX184,000円(税別)
◆主な仕様
◇インターフェース(WANポート/LANポート)
RX3/RX3-BP:3ポート/1ポート(10/100/1000Base-T)
CX:3ポート/1ポート(10/100Base-T)各コンソールポート1ポート
◇ロードバランス方法
アウトバウンド
(1)ラウンドロビン(2)重み付けラウンドロビン(3)帯域使用率の均等化負荷分散(4)帯域使用率の閾値による負荷分散
インバウンド
(1)DNSラウンドロビン(2)DNSの優先順位による付加分散(3)帯域使用率の閾値による負荷分散
※CXはアウトバウンドのみ対応
◇最大スループット
RX3/RX3-BP:300MbpsCX:100Mbps
◇外寸
RX3/RX3-BP:W426×H44.4×D270(mm)
※19インチ1Uラック搭載可能CX:W239×H30×D156(mm)
※デスクトップタイプ
◇重量
RX3/RX3-BP:5.0kgCX:1.2kg

【主な特長】

(1)既存ネットワーク機器の設定変更を最小限に抑え導入可能
(2)セッションベースのロードバランスを行うため、複数の経路(ISP)を利用したマルチホーミングが可能
(3)高速ブロードバンドサービスを利用し、安価で広帯域のネットワークが構築可能
(4)インターネット(ベストエフォート)回線を使用してもWANフェイルオーバー機能が働き、正常な回線にて通信可能
(5)PPPoEを標準装備しているため、ブロードバンドルーターが不要
(6)簡易DNSをサポートしており、公開サーバなどのインバウンドロードバランスが可能
(7)多彩なルートコントロール機能を持ち、ミッションクリティカルなデータを安全な回線に割り当てることが可能
(8)ステートフル・ファイアウォール、ホストフィルタ、DHCPサーバ/クライアント/リレーを標準装備
(9)全ての機種でVRRP(アクティブ-スタンバイ)による機器の冗長化が可能(RX3-BPのみハードウェア・バイパス機能あり)
(10)ブラウザ、CLIによる簡単設定

このニュースリリースに対するお問い合わせ

高千穂交易株式会社 コーポレート統括室
担当者:加藤
TEL:03-3355-1201
E-mail:pr@takachiho-kk.co.jp

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