大量窃盗（万引き）検知装置「TK-Multi Eye(TK-マルチアイ）」の発売について

高千穂交易株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：戸田秀雄、証券コード：2676）は、ドラッグストアや書店、家電量販店などで多発している大量窃盗（万引き）を防止するため、大量窃盗（万引き）検知装置「TK-Multi Eye（ＴＫ-マルチアイ）」を開発、10月1日より販売を開始いたします。

近年、小売業では、従来の万引きとは異なり、見張り役や実行役、車両待機役などに分かれ、組織化して高額な商品を大量に持ち去る悪質な犯罪が数多く見られます。こうした犯罪の悪質化により、一回の被害額が数十万円に上るケースも見受けられ、小売業界においては、その対策が急務となっています。

こうした中、高千穂交易では、長年培ってきた万引き防止システムの技術と運用ノウハウを活かし、カメラ映像の解析によって大量窃盗を検知するシステム「TK-Multi Eye」を開発しました。大量窃盗が発生した場合、無線受信機や外部音声アラームのほか、モニター画面へシグナルが発信されるため、小売店舗側では、即座に大量窃盗の発生を把握することができます。

この「TK-Multi Eye」本体には4台のカメラを接続することができ、１台のカメラで複数のエリア（棚）を同時に監視することが可能です。また、既に使用している防犯カメラやデジタルレコーダーにも接続できるため、低コストでの運用が可能となります。

高千穂交易では、この「TK-Multi Eye」を大量窃盗被害の多いドラッグストアや書店、家電量販店に販売するとともに、スーパーマーケットやアパレルショップなどへも販路を広げることで、初年度300台の販売を見込んでおります。

【TK-Multi Eyeの主な特長】

・カメラ映像の解析によって棚に陳列された商品の増減を計測し、大量窃盗（万引き）を検知する装置です。
・大量窃盗の発生をアラームやシグナルで従業員に知らせます。
・既に使用している防犯カメラシステムとの接続が可能です。
・１台のカメラで複数のエリア（棚）を同時に監視できます。
・店舗のほか、本部などの遠隔でも操作が可能です。
・マウス（標準装備）で設定を行えるため、店内のレイアウト変更や商品の入替えが生じた場合でも、容易に設定変更を行うことができます。
・タイマー機能が使えます。
※防犯製品の特性上、大量窃盗（万引き）を検知する詳細な解析・処理手順は公開することができませんので、 予めご了承下さい。

【価格】

39万8千円～（設置工事費別）

【形状】

215mm（W）×66mm（H）×164mm（D）

【仕様】

映像入力：VBS 1.0Vp~p BNCコネクタ×4ch
映像出力：VBS 1.0Vp~p75Ω BNCコネクタ×1ch
消費電力：AC100V±10% 50Hz/60Ｈｚ（ACアダプタ使用）約20W

【重量】

約3kg

（仕様は予告なく変更されることがあります）