マルチホーミング用アプライアンスの最上位機種 1 ギガビット対応「iSurf Janus-TX」を発売 低価格ブロードバンドサービスに見合う 業界最高の価格性能比で、 ネットワークの可用性・信頼性の向上と広帯域化を実現

高千穂交易株式会社(本社：東京都新宿区、代表取締役社長：山村秀彦、証券コード：2676)は、マルチホーミング用アプライアンス製品「iSurfアイサーフJanusジェイナスシリーズ」(※)の最上位機種として「iSurfJanus-TX」を発表し、9月21日より販売開始いたします。
iSurfJanusは、複数のデータ接続回線を多重化してフェイルオーバー(障害時の切り替え)やロードバランス(負荷分散)を行い、広帯域を確保しながら耐障害性を高めます。新製品のiSurfJanus-TXは、1ギガビットEthernetに対応し、最大1000Mbps/ユニットのスループットを持ちながら価格は250万円と他社同等機と比較して圧倒的に低価格ながら、マルチホーミング用アプライアンス製品として、業界最高のコストパフォーマンスを提供します。

eビジネスや企業の通信システムにおいて、ネットワークの障害やスピード低下がビジネスに重大な打撃を与えることから、複数の通信回線を利用して、ネットワークを冗長化することで可用性を高め、アクセス回線の帯域を増強することで通信トラフィックを分散して高速化を図るマルチホーミング技術が注目されています。しかしながら、従来はマルチホーミング対応機器が高価で、設定が複雑であることなどが普及のボトルネックになっていました。これに対して、iSurfJanusシリーズは、高度なロードバランス機能やフェイルオーバー機能を従来にない低価格で提供し、ISDN、フレームリレーや専用線など既存のネットワーク環境にほとんど変更を加えることなく、光ファイバー回線やADSLに代表される低価格なブロードバンド回線を容易に組み合わせることが可能です。また、各種設定は、コンソールターミナルからWebベースのGUIで行うことができるのが特長です。

今回発表するハイエンドモデルのiSurfJanus-TXは、10/100/1000Base-T用のLAN/WANポートを合計8ポート備え、ADSL、FTTH、専用線など最大4回線まで統合でき、インバウンドおよびアウトバウンドの両トラフィックで、ロードバランシングとフェイルオーバーが可能です。

iSurfJanusには、iSurfJanus-TXの他に、ミッドレンジの「iSurfJanus-RX2」(LAN1ポート/WAN3ポート100/100Mbps、74万8000円/税別)、エントリーモデルの「iSurfJanus-DX」(LAN1ポート/WAN2ポート60/60Mbps、27万円/税別)などがあり、通信事業者、大規模エンタープライズから、中小企業および支社・支店などの拠点向けまで、ユーザのトラフィック量やニーズに応じた製品ラインアップが揃いました。
高千穂交易では、iSurfJanus-TXは、大企業の本社/センターシステムはもちろん、大規模マンション、映画などのストリーミングサービスを提供するホテルでの需要が高いと見ており、これらの市場に特化したネットワーク構築サービスを提供する企業との提携も積極的に進めています。高千穂交易では、iSurfJanusシリーズ全体で、向こう3年間で3,000台の販売を見込んでいます。

※iSurfJanusシリーズは、2004年6月、米Amplify.net(アンプリファイネット)社から特許権、製造権などを取得し、自社製品として販売している製品です。高千穂交易は、1999年から同社製品を販売しており、国内では約500社に約1,000台の導入実績があります。

■iSurfJanus-TXについて

◆販売開始：2005年9月21日

◆出荷開始：2005年10月3日

◆販売価格：250万円(税別)

◆主な仕様

◇コネクション
WANポート数/種類4ポート(10/100/1000Base-T)
LANポート数/種類4ポート(10/100/1000Base-T)
コンソールポート1ポート

◇ロードバランス方法
アウトバウンド
①ラウンドロビン、②重み付けラウンドロビン、③均等化負荷分散、④スレッシュホールドによる均等負荷分散

インバウンド
①ラウンドロビン、②スレッシュホールドによる均等負荷分散◇最大スループット1000Mbps/unit

◇外寸W432XD498XH45(mm)19インチ1Uラック搭載可能

◇重量8.8kg

◆主な特長

(1)既存ネットワーク機器の設定変更を最小限に抑え導入可能

(2)セッションベースのロードバランスを行なうため、複数のISPを利用したマルチホーミングが可能

(3)高速ブロードバンドサービスを利用し、安価で広帯域のネットワークが構築可能

(4)インターネット（ベストエフォート）回線を使用してもWANフェイルオーバー機能が働き、正常な回線にて通信可能

(5)PPPoEを標準装備しているので、ブロードバンドルーター不要

(6)簡易DNSをサポートしており、公開サーバーなどのインバウンドロードバランスが可能

(7)多彩なルートコントロール機能を持ち、ミッションクリティカルなデータを安全な回線に割り当てることが可能

(8)ステートフル・ファイアウォール、DHCPサーバーを標準装備

(9)全ての機種でVRRPによる機器の二重化が可能(10)ブラウザ、CLIによる簡単設定

■iSurfJanusシリーズの既存モデル

◇エントリーモデル「iSurfJanus-DX」
スループットインバウンド60Mbps/アウトバウンド60Mbps
インターフェイスWAN2ポート/LAN1ポート(10/100Base-TX)
販売価格27万円(税別)

◇ミドルレンジモデル「iSurfJanus-RX2」
スループットインバウンド100Mbps/アウトバウンド100Mbps
インターフェイスWAN3ポート/LAN1ポート(10/100Base-TX)
販売価格74万8000円(税別)