「動物検知」で広がる可能性!
AIクラウドカメラによる危険の予測と安全管理の新しい未来

野生動物の出没による事故や被害は、工場や物流拠点、交通インフラ、さらには学校や観光地など、私たちの生活やビジネスに深刻なリスクをもたらしています。従来の物理的な防護策や人による巡回だけでは、予測や即時対応が難しく、重大なトラブルを防ぎきれません。
そこで注目されているのが、AIクラウドカメラによる「動物検知」機能です。リアルタイムで侵入を検知し、クラウド連携で即座に通知・対応できるこの仕組みは、危険の兆候を早期に把握し、事故リスクの低減や迅速な対応判断を支援します。
本コラムでは、最新のAI技術がどのように現場の安全性を高め、業務効率を向上させているのか、その最前線を解説します。

 

「動物検知」とは

カメラ画角に映る動物を検知することで、人や施設の安全性を大幅に向上させることを目的にした機能です。画角内での動物の動きや任意のラインの横断などを効率的に検索でき、現場の状況を可視化できます。

 

※Verkada command(AIカメラ監視画面)にて、犬を検知し、軌跡結果を表示している例

※画像出展元:https://www.verkada.com/blog/introducing-animal-detection/

深刻化する獣害への対抗策

近年、野生動物による被害が相次いで発生し全国で深刻化しています。農作物の食害や交通事故、さらには工場や物流拠点への侵入による衛生リスクなど、獣害は多様化し、企業や自治体にとって重大な課題となっています。
特に、熊の住宅街や市街地への出没が増加し人身事故や襲撃などの被害が増加しています。庭先での襲撃や通学路での遭遇、商業施設への侵入といった生活圏を荒らす被害が発生。人身事故や負傷事例も報告され、地域の安全確保が急務となっています。

従来の物理的な防護柵や遮蔽物による対策や人力監視だけでは、広範囲かつ突発的な侵入を防ぎきれず、被害額は年間数百億円規模に達するとも言われています。こうした状況を踏まえ、AIクラウドカメラによる「動物検知」技術が注目されています。リアルタイムで侵入を検知し、クラウド経由で即時通知することで、危険の兆候を早期に把握し、事故リスクの低減や迅速な対応判断を支援します。今や獣害対策は、デジタル技術を活用した予防型へと進化しつつあります。

 

具体的な利用イメージ

VerkadaのAIカメラは、従来から人物分析や車両検索、そしてモーション検索(監視エリア内の一般的な動きや軌跡を識別)により、特定の動作や事象を迅速に把握ができます。新機能「動物検知」は、施設に設置したカメラ画角に映る動物を即座に検知し、通知できるようになりました。
対象の動物は、鳥類、小動物、中型動物、大型動物などで、仮想ラインを横切った動きなどを検知した場合、特定のユーザーへ通知を行うことが可能です。

本機能は、クラウド管理の強みを活かし現在Verkadaをご利用のすべてのお客様にて追加費用なくご利用可能です。

(注意点)
※現時点では、動物の個体や種類を判別、限定して検知することはできません。
※検知精度は設置環境等により影響を受けます。

   

 

※Verkada command(AIカメラ監視画面)例              ※設定画面よりAI動物検出機能が選択可能です

 

産業別の侵入検知の活用例

  • 工場や倉庫での駐車場・敷地内での安全確保

動物の出没を検知した際には警備員や管理者にアラート通知し、作業中の作業員やトラック運転手の安全を確保します。また、製品の製造・保管エリア、原材料倉庫、搬入口など、衛生管理が特に求められる区域への侵入を検知、侵入経路を特定し、速やかに封鎖・駆除対策を行うことで、衛生基準遵守を支援します。

  • 商業施設・店舗での安全対策

敷地の境界、駐車場、搬入口、自動ドア周辺などに設置し、熊、猪、猿などの大型危険動物の接近や侵入をリアルタイムで検知します。施設管理者や警備会社へ緊急アラートを送り、迅速な避難誘導、自動ドアを手動化して閉鎖するなどの立ち入り制限、自治体への通報に繋げます。また害獣によるゴミ荒らしや商品損傷をといったリスク防止に役立てます。

  • 登下校の安全管理

通学路や校舎裏の山林に近い場所に設置し、登下校時間帯の危険動物の出没を監視します。危険動物を検知した場合、校内放送や保護者への緊急メールを通じて即座に警告を発し、子どもの安全を確保します。

  • 観光地・レジャー施設の安全管理

キャンプ場、登山道の出入口、市街地との境界線付近などに設置し、熊などの出没をいち早く検知し、利用者への注意喚起や避難誘導に繋げます。

  • 交通インフラへの動物侵入検知

鉄道線路沿いや高速道路の周辺、トンネル出入口などに設置し、熊・鹿などの野生動物の侵入をリアルタイムで検知。同時に管制室や運転士へ通知し、衝突事故や遅延の未然防止に役立ちます。

 

運用のポイント


効果的なシステム構築

Verkadaの「Command」プラットフォームを活用することで、カメラ・センサー・通知設定をクラウドで一元管理し、複数拠点でもリアルタイムに動物検知アラートを受信できます。これにより、現場から離れていても即時対応が可能です。さらに、AI により四足歩行動物などの動きや軌跡を解析し、状況把握を支援。継続的な改善により、さまざまな環境での活用を想定した設計が行われています。加えて、検知時にはメールやSMS、プッシュ通知を即時送信し、ホーンスピーカーと連携して警告音を自動再生することで侵入防止効果を強化。クラウドとAIの融合が、危険の兆候把握と安全管理を支援する、新しいアプローチとして注目されています。

現場環境に最適化したカメラ設置・運用

カメラの性能を最大限に引き出すには、設置環境に応じた最適化が不可欠です。照度や背景、死角を考慮し、適切な位置や角度を選定することで検知精度を向上できます。さらに、運用段階では定期的な設定見直しや環境変化への対応が重要です。高千穂交易では、長年のセキュリティ構築で培ったノウハウを活かし、設置から運用まで一貫したサポートを提供し、安心・効率的なシステム運用を実現します。

導入前のPoCで効果を確認

カメラシステムの導入では、事前のPoC(概念実証)が非常に重要です。現場環境でPoCを行うことで、設置位置や角度、照度条件に応じた検知精度を確認できます。これにより、死角や誤検知のリスクを事前に把握し、最適な設定を導き出すことが可能です。さらに、PoCでは運用シナリオに沿ったテストを実施し、実際の業務フローとの適合性を検証します。高千穂交易では、導入後に「期待と違った」というリスクを回避し、最適な検知条件でスムーズに運用を開始することが可能です。

プライバシーへの配慮

AIクラウドカメラの導入において、プライバシー保護は重要課題です。
Verkadaでは、まずデータ最小化と暗号化を徹底。動画データはクラウド上で暗号化され、運用管理者にて厳格なアクセス権限管理の実施と、必要な映像のみを保存することで不要な個人情報の収集を防ぎます。さらに、透明性とコンプライアンスを確保するため、グローバル基準のプライバシーポリシーを整備しており、企業利用に適した設計です。こうした仕組みにより、「セキュリティ強化」と「プライバシー保護」を両立を目指した設計により、安全で信頼性の高い監視環境の構築を支援します。

参考:信頼性: Verkadaにおけるエンタープライズプライバシー、セキュリティおよびシステムのステータス

まとめ

Verkadaの動物検知は、AIとクラウド連携で野生動物の侵入を即時検知・通知し、被害リスクの把握と対応判断を支援し、安全管理と業務効率化の両立を目指す獣害対策の一つです。

高千穂交易は長年の実績と専門知識を活かし、こうした懸念を解消し、お客様が安心して導入できるよう、国内約300拠点のサービス網を展開し、24時間365日の保守対応体制を確立しています。Verkada導入後も、設置環境の変化や運用上の課題に対して継続的な改善提案を行い、長期的に安心してご利用いただけるサポート体制を整えています。

施設や地域の物理セキュリティを強化に課題がございましたら、下記よりご確認ください。

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【ご紹介プロダクト】

Verkadaは「シンプルさ」を追求した設計思想のもと、セキュリティカメラ、入退室管理、環境センサー、アラーム、ワークプレイス、インターホンの6製品ラインを、統合されたクラウドベースのソフトウェアプラットフォーム上で提供しています。現在、世界93か国・33,000社以上の組織(Fortune 500企業のうち96社を含む)が、Verkadaを自社の物理セキュリティ基盤として採用し、より効率的な運用とスマートな管理、そして柔軟に拡張できる環境を実現しています。

Verkada:https://www.takachiho-kk.co.jp/prod/ipcamera/verkada_lp/

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