トップメッセージ

株主・投資家の皆様へ

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、近年はビジネス環境の変化がさらに激しく、当社の事業領域におけるお客様の課題も多様化しています。

その中でも、

◼ ニューノーマル時代に対応したビジネス環境の構築

◼ ネットワークセキュリティ対策

◼ 店舗犯罪への対策

◼ お客様サービス・モノづくりの高付加価値化

などが認識されており、当社グループの強みである「マーケティング力」・「世界の先端商品の発掘力」・「技術力」などを最大限に発揮することでそれらの課題を解決してまいります。

当社はこの市場の変化を変革の機会と捉え、新たな事業成長を実現するため、2022年2月に「中期経営計画 2022 – 2024 創造へのチャレンジ〜Toward 100th anniversary ニューノーマル時代における新たな価値創造へ〜」を公表し、当社グループの企業理念、並びに『変革に向けた高付加価値事業への集中』と『経営基盤強化による新たな価値の創造』の中期経営方針のもと、その実現に向け諸施策を推進します。引き続き、持続的な成長を実現するため以下の課題に取り組んでまいります。

(1)ロイヤルカスタマー戦略の推進・深化 コア領域の高収益・成長力のある事業の拡大

(2)サービスビジネスの成長 「モノ売り」から「コト売り」へ

(3)将来のコア事業の創造  新規事業・ビジネスモデルの立ち上げ

(4)経営基盤の強化

(5)30億円の戦略投資枠を設定

当社が前中期経営計画より実施している「付加価値を提供し、ご満足いただけるお客様を創出、関係強化を目指すロイヤルカスタマー戦略」を更に推進・深化させ、コア領域の高収益・成長力のある事業の拡大を目指します。また、「モノ売り」から「コト売り」へシフトし、現在のMSP(保守・運用管理が一体となった当社独自のクラウドサービス)を進化させた新たなTK独自のプラットフォームの構築により、サービスビジネスの成長を目指します。さらに、5年後のコア事業の創造に向けた新規事業・ビジネスモデルの立ち上げに加え、4つの取り組み(①事業ポートフォリオマネジメント②DXの推進③人材育成投資の強化④資本効率性のアップ)の推進により、経営基盤を強化します。

特に資本効率性の向上については、当社の財務健全性を総合的に勘案したうえで、「新たな企業価値創造」を実現するため、資本収益性並びに現状のバランスシートの改善に向けた資本政策を着実に実行していきます。

当社は組織一丸となってお客様のニーズや課題を満たす商品・サービスを提供し、顧客満足度を向上するため、組織構造の改革を行うとともに、IT投資、業務プロセスの改善により生産性向上を図ります。

また、下記のような環境問題や社会課題についても経営方針の重要事項と捉え、SDGs・ESGへ積極的に取り組み、豊かな未来、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■気候変動・災害への対策

■犯罪抑止と防犯

■DX推進による住みよい社会への貢献

私たちを取り巻く外部環境は、急速に変化しています。このように日々変化し続ける社会同様、企業も変化し続けなければなりません。私たちは創業以来、企業理念である“創造”の精神の下、国内外から新しい商品、技術、サービスをいち早くお客様にご紹介し、お客様と一緒に市場を創りあげてまいりました。この揺るぎないビジネスモデルをフルスピード且つ確実に推進し、お客様のニーズや社会の変化にいち早く対応することで、企業価値の向上に努めてまいりたいと考えております。

2022年4月